去年の今ごろはモスワールドでぶっ飛んでました。その地レイクマッコーリーで、今年はA-classカタマランのオーストラリアンナショナルが開催されたようです。A-classカタマランとはシングルハンドカタマランの限定規格級で、モスのように全長、全幅、セールエリア等の規格を満たせば自由に設計できるクラスです。最新のボートはアリンギ5のようなカーブドフォイルやドレッドノートバウも標準装備されているようですね。
ワールド優勝7回で、現在はETNZでAC45にも乗っているグレン・アシュビー。トルネード級のメダリストで現在はオラクルレーシング所属のダレン・バンドック。そして同じオラクルレーシングのエース、ジェームズ・スピットヒル。マルチハルの世界でおなじみのビッグネームに混じって、ヨット馬鹿中のヨット馬鹿な2人の名前を見つけました。ネイサン・アウタリッジとトム・スリングスビーです。
この2人は去年僕が知ってるだけでも、モス、エッチェルズ、505、Devoti D-one、レーザーSB3、メルジェス24、メルジェス32、AC45、そしてこのA-catと、とにかく乗れるヨットは全部乗ってる印象です。周りでは彼らの本職は49erとレーザーと思っていますが、本人たちはきっとそう思ってないんじゃないかな。その時その時に乗ってるフネに、本気で全力を出してる。決してただの遊びじゃない。モスもあいつらメチャクチャ本気だったもんなー。
パースのメダルレースの映像を見てると、彼らは何が違うって、余裕が違う。観客席に手振りながら乗ってるし。365日、世界中でありとあらゆるフネに乗ってるからこその余裕なんでしょう。考えさせられる・・・っていうより単純にうらやましい。僕らももっといろんなフネでセーリングを楽しまなきゃ。
と、ここまで書いて気がついた。ネイサン、モスナショナルにも出てるじゃん!
ちょっと待って、A-catのナショナルはレイクマッコーリーで1月7日まで。モスナショナルはメルボルンで1月8日からだよ?普通 出ないだろ!
負けたよ、あんたにゃ負けた・・・
[…] 保田クルーズ復路 […]