ボルボオーシャンレースの最終11レグで総合優勝を争うマフレ、ブルネル、東風の3チームは、あっと驚く結末を迎えました。
フィニッシュ地であるハーグの周囲に張り巡らされたTSS(航行禁止エリア)を避けるため、途中から大きく二手に分かれた艇団。直前まで大きくロスしたように見えていた東風でしたが、マフレ・ブルネルが最後に真追手になってジャイブを繰り返している間に、リーチングで一気に差を詰めて逆転。僅か2マイル差でトップフィニッシュを果たし、同時に総合優勝の栄誉を勝ち取りました。
東風チームのオフィシャルサプライヤーとして、ザイクは多大な犠牲を強いられました。選手たちの飽くなき要求に応え続け、限られた時間の中で改良を施し、次のレグまでに新たなギアを供給しなければなりません。これまでも多くのセーラーやレースのサポートをしてきましたが、ボルボオーシャンレースは要求の質も量もケタ違いのものでした。
この経験は今後の商品開発において、非常に大きな武器になるでしょう。また最高峰のオフショアレースを制したことで、ブランドの認知度もさらに進むことが期待できます。ディンギーウェアのブランドから総合マリンウェアブランドにステップアップする重要な一歩です。
来年以降の新商品には既にこのボルボの経験を活かしたラインナップが控えています。ご期待ください。