ボルボオーシャンレースの最終11レグで総合優勝を争うマフレ、ブルネル、東風の3チームは、あっと驚く結末を迎えました。

フィニッシュ地であるハーグの周囲に張り巡らされたTSS(航行禁止エリア)を避けるため、途中から大きく二手に分かれた艇団。直前まで大きくロスしたように見えていた東風でしたが、マフレ・ブルネルが最後に真追手になってジャイブを繰り返している間に、リーチングで一気に差を詰めて逆転。僅か2マイル差でトップフィニッシュを果たし、同時に総合優勝の栄誉を勝ち取りました。

東風チームのオフィシャルサプライヤーとして、ザイクは多大な犠牲を強いられました。選手たちの飽くなき要求に応え続け、限られた時間の中で改良を施し、次のレグまでに新たなギアを供給しなければなりません。これまでも多くのセーラーやレースのサポートをしてきましたが、ボルボオーシャンレースは要求の質も量もケタ違いのものでした。

この経験は今後の商品開発において、非常に大きな武器になるでしょう。また最高峰のオフショアレースを制したことで、ブランドの認知度もさらに進むことが期待できます。ディンギーウェアのブランドから総合マリンウェアブランドにステップアップする重要な一歩です。

来年以降の新商品には既にこのボルボの経験を活かしたラインナップが控えています。ご期待ください。

デッドヒート!

カテゴリー SAILING

21日にスタートしたボルボオーシャンレースの最終レグ。総合優勝を賭けて東風とマフレが凄まじいデッドヒートを繰り広げています。

先日のブログでマフレは2位以上なら優勝と書きましたが、各レグのトップにはボーナスポイントがあるのを忘れていました。東風がトップで入れば、たとえマフレが2位でも総合は1点差で東風の勝ちです。逆ならもちろんマフレ。

既にスタートから8ヶ月が経過し、地球を1周以上走ったにも関わらず、2艇の差は僅かに0.4マイル。400マイル先のフィニッシュラインを先に切り、勝利の美酒に酔うのは東風か、マフレか、それとも後ろからブルネルがまくるのか。史上もっとも白熱した優勝争いは、現地時間で明日の夜には決着がつきそうです。

Blair vs Peter

カテゴリー SAILING

ボルボオーシャンレースが大詰めです。イギリス・カーディフから大きくアイルランドとイギリスを時計回りしてスウェーデン・イエテボリまでの第10レグを制したのは、終盤に来て絶好調のブルネルでした。前を行くマフレを魂の走りで上突破。

これで総合ポイントはマフレとブルネルが同点。東風も1点差と、上位3チームはどこが優勝してもおかしくありません。残すは最終第11レグのみ。オランダ・ハーグまでの700マイルというスプリントコースです。インポートレースのポイントでも首位を行くマフレは、最終レグで2位以上なら優勝確定。ブルネルと東風がマフレに勝つには、間に1艇入れなければなりません。他チームの動向も優勝争いを大きく左右します。

そして忘れてはならないのは、ピーター/ブレアです。マフレに乗るブレア・テュークと、ブルネルに乗るピーター・バーリング。どちらかが勝てば、オリンピック金メダル、アメリカスカップ、そしてボルボオーシャンレースという前人未到の三冠をわずか2年弱の間に達成することになります。究極の「持ってる男」はピーターなのか、ブレアなのか。Zhik的には東風に勝って欲しいのが本音です。

さぁ勝利の女神は誰に微笑むのか?運命の最終レグは6月21日スタートです。

すっかり間が空いてしまいました。このブログの存在自体を忘れてしまっていたというのが正直なところです。ご存知の方も多いと思いますが、社員1号がミニトランサットのキャンペーンを開始して、4月から3ヶ月の休職になり、夫婦二人だけの会社に戻ってしまいました。でもかつて二人だけだった頃とは売上の額も仕事量も桁が違います。いくら働いてもいっこうに終わりが見えない!

本来は一刻も早く求人活動をするべきなのですが、あまりに忙し過ぎてその求人をするヒマすらなく、求人してくれる人を求人したいという状況ですw

さて少し前の話ですが、マルセイユで開かれたセーリングワールドカップファイナルで、470男子の岡田/外薗がメダルレースでトップフィニッシュし、堂々の銅メダルを獲得しました。

あらためてこの岡田奎樹という男の才能には恐れ入ります。ホント。

彼に初めて会ったのは、まだあどけない小学生の頃。確か山口の光で開かれたジュニアアカデミーの時だったはず。その頃の西日本水域はレベルの高いOPセーラーが多かったのですが、その中でも彼の才能は突出していました。この子は何者だと。

それまでザイクを誰かに提供したことなどなかったのですが、初めてこの子ならしてもいいと思い、すぐにお父さんを通じて本人に接触しました。「君がセーリングを続ける限り、着るものはずっと提供させて欲しい。」と約束し、今日に至るのです。

その後、OPの世界選手権にコーチとして帯同しましたが、僕の見立ては正確ではありませんでした。すごい才能だと思っていたんですが、とんでもない才能だったのです。中1のトルコワールドで初出場40位。中2のブラジルでは、微風に苦しみながらも12位。ベストな体重だったこの時に、もし強風のワールドだったならきっと優勝したんじゃないかと、いまでもそう思います。そして中3で出た最後のマレーシアワールドで史上最高位の3位を獲得しました。

高校では420やFJ、SS、29erなどいろんなフネに乗り、それほど目ぼしい成績は残していませんが、この経験が彼のセーリングの幅を広げるのに役立ったのだと思います。その証拠に早稲田大に進学してからは、いきなり国体優勝。次の年も連覇。しかもジュニアワールドまで優勝という快挙を、こともなげに成し遂げます。

このインタビューを見ても、自分の置かれた状況をとても冷静に客観視しているし、少しも浮かれることなく、目標をしっかりと見据えていることが分かります。東京オリンピックで金メダルを取るというのは、彼にとって現実的な目標なのです。だってジュニアワールドの金メダルを取ってるし、去年の江の島全日本でも、ベルチャー/ライアンを含む並み居る強豪を抑えて優勝してるんですから。

8月のオーフスワールド、そして9月のSWC江の島。僕は彼らが表彰台に上がっても驚きません。その真ん中に立てるセーラーだと信じています。いけケイジュ、世界をあっと言わせろ。お前ならやれる。

Don’t think, feel!

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今年のゴールデンウィークは、日本全国吹きまくりましたね。相模湾は連日のド強風で、海に近づく気すら起こらないほどでした。それでも新しいデッキスイープセールを試したくて、隙を見つけては1時間ずつくらいコソコソと海へ。

気持ちのいい風で走れるのは一瞬で、あっという間に25ノットのサバイバルコンディションになってしまいます。いつも上手くいったマニューバばかり見てもつまらないので、たまには激しい沈特集でもご覧ください。

平水面と波のある海面では、モスはまったく別の乗り物です。体感として2倍難しく、3倍恐ろしい。波から飛び出さず、突き刺さりもしない走りのためには、フォイルのセッティングやワンド・ハイトの設定も大事ですが、最後は結局ステアリングと体重移動でなんとかするしかありません。モスはアンヒールすると上昇し、オーバーヒールすると下降するので、飛び出てしまいそうな高い波を越す時にはオーバーヒールさせ、次に来る谷間に刺さらないように、アンヒールに戻すのが肝です。考えて動いていては間に合わないんだな、これが。Don’t think, feel!

何度ぶっ飛ばされても、海面に叩きつけられても、自分を鼓舞してカラダに覚え込ませるしかありません。今日の終盤はだいぶ良くなりました。最速は28.2ノット。この波の中での28ノットは呼吸を忘れるほどの恐怖ですが、その刺激がまた僕を海に駆り立てます。麻薬だよ、麻薬w

南氷洋の悲劇

カテゴリー SAILING

3月後半からちょっと間が空いてしまいました。いろいろと身の回りでも変化が起きていて、目まぐるしい日々を過ごしています。その報告はまたの機会に譲るとして、まずどうしてもこの話題を避けては通れません。

3月27日。オークランドからイタジャイへの南氷洋レグを走る、ボルボオーシャンレースのスキャリーワグチームからMOB(落水)の知らせが入りました。レース委員会は早急に海難救助の要請を関係各所に流しますが、ケープホーンまでまだ1,400マイルを残す南氷洋のど真ん中では、救助隊が到着するだけでも1日以上を要します。海象は風速35ノット、波高5-10メートルの大しけ。他のレース艇はすべて、ダウンウインドで200マイル以上も先行しており、そこから捜索に加わるのも2次災害の恐れを増すだけです。

もちろんクルーたちはセールを降ろし、エンジンをかけて懸命に捜索しました。同チームは香港へ向かうレグの途中でも若いクルーが落水し、すぐに救助しましたが、今回はそういう訳にはいきません。水温は9度。いかに重装備だったとしても、1-2時間が限界だと思われます。ほどなくして、レース委員会は捜索を打ち切り、落水者ジョン・フィッシャーを遭難により失ったと認めました。

辛く悲しい現実です。ボルボオーシャンレースは、45年の歴史で7人目の死者を出してしまいました。遺族、友人、そして僚友のスキャリーワグチームに対して、哀悼の念を送ります。

スキッパーのデイヴィッド・ウィットにとって、亡くなったジョンは刎頚の友だったとか。上り調子で総合3位に浮上し、周囲のボルテージも最高潮だったというのに・・・残酷です。

どういうシチュエーションで落ちてしまったのかは、公式なレポートを待つしかありません。ただ、ヨットレースである以上、事故の可能性はゼロにはできないのが現実です。まして彼らが挑んでいるのは世界で最も危険な世界一周レース。セーラーたちは全員、生きるか死ぬかの瀬戸際で戦っているのです。

このレグをリタイアしてチリに寄港していたスキャリーワグチームですが、さきほど次のレグからのレース続行をアナウンスしました。クルーたちがどれほど苦しんだか。ましてスキッパーのウィッティーたるや・・・でも、レースの続行を誰よりも望んでいるのは、きっと亡くなったジョンなのではないでしょうか。スキャリーワグチームのここからの奮闘と安全を願ってやみません。

閉幕

カテゴリー BUSINESS

ボートショー2018もおかげ様で盛況に終えることができました。ご来店いただいたすべての方々に感謝すると同時に、また来年もお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました。

今年もザイクは新商品が目白押しですが、実は今回のボートショーにはどれも間に合わず・・・到着したらまた追ってこちらで紹介します。オンラインショップの会員の方々には2018年のカタログをもうすぐ発送いたしますので、もうしばらくお待ちください。

昨年ボートショー初の試みだった、金曜日の延長営業。今年は更に1時間延びることもあり、日頃お世話になっている方々への恩返しの意味も込めて、ザイクナイトを開催しました。美味しいおつまみとハートランドビールを120本用意し、家族総出でおもてなしです。

おそらく8割方は業界関係だったような・・・ま、それも良しですなw

楽しいひと時でした。来年はちゃんと動画撮ろうっと。

いよいよ開幕したジャパンインターナショナルボートショー2018。おかげ様で初日からたくさんのご来客をいただき、ビッグセールスを記録いたしました。ありがとうございます!

明日は今回の目玉、20時までの延長営業の日。FB等で告知した通り、ザイクナイトを開催いたします。美味しいビールとおつまみ(無料)を用意いたしましたので、会社帰りにぜひパシフィコ横浜のボートショー会場内、ザイクブースにお集まりください。楽しいひとときを一緒に過ごしましょう。たくさんのお越しをお待ちしています。

国内2艇目のシースケープ27が届きました。コンテナ内寸にギリギリで詰め込まれているので、慎重に慎重に引き出します。

相模湾にシースケープが増えてきたのがうれしくてたまりません。これからじっくり時間をかけて艤装を仕上げます。ムフフ・・・

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