ミニトランサット2013は先頭艇ベノワ・マリーがポワンタ・ピートルにフィニッシュしました。僕が応援していたスコーのPlysmian号は2時間55分遅れの2位。期待された連覇を逃しました。フィニッシュの300マイル手前でバウスプリットが折れてしまい、走りながらずっとリペアしてたそうです。その間にベノワ・マリーに抜かれてしまいました。残念!
それにしてもミニトランサットって、限定規格の中にいろんなアイディアが盛り込まれてて、ホント面白そうですね。サイズが小さいから、いくら凝ってもそんなにベラボウにお金がかからないところもモスに似てて魅かれます。こういうクラスがあるからセーリングの技術もデザインも進化するんです。
かたやオリンピッククラスはワンデザイン花盛り。いまやワンデザインじゃないのは470とフィンだけになりました。なにもかもワンデザインになっていくのは、セーリングの大きな魅力を削ぎかねないと思いますね。次回のボルボオーシャンレースもワンデザインになりましたが、いまのところエントリーがたった4艇とお寒い状況です。確か10艇くらいは建造してるはず。来年10月のスタートまで、もうあまり時間がないから運営側はさぞヒヤヒヤしてることでしょうね。
やっぱりワンデザインは外洋レースには向かないんじゃないのかなぁ。だってトラブル出た時に誰の責任なのか分からないし。