エミレーツチームニュージーランドが唐突に次回AC採用艇のAC75コンセプト映像が発表。モノハルなのにフルフォイラーという噂は本当でした。

なんじゃこりゃ?お世辞にもカッコイイとは言えませんね。

発表によると75フィートのモノハルでありながらキールは無し。その代わりに2枚のカンティングTフォイルが装備されています。風下のフォイルで飛び、風上のフォイルでヒールを起こすそうです。沈してもフォイルの重量で復元可能だって?ホントかよ。

動画ではリグについて言及がありませんが、ハードウイングではないらしい。毎日クレーンで倒さなくてもいいような画期的なアイディアを計画中とのことなので、恐らくソフトウイングなんではないでしょうか。しかもリーフできるタイプ。先日ミニトランサットでARKEMAが採用していましたね。

それにしてもこれ、とんでもなく金かかりますよ。ハルデザインはオープンだって言うし。こんな荒唐無稽なアイディアを具現化しようと思ったら、構造計算やCFDいくらやっても足りないはず。フォイルの重さ何トンになるんだ?

ルナロッサのデザインチーフ、ダン・ベルナスコーニは、「フォイルタックやフォイルジャイブもスムーズにできて、前回のAC50と同等のパフォーマンスが期待できる」って言ってますけど、だったらAC50でいいじゃないかとw

次回ACボートはでっかいモスになるなんて冗談言ってたけど、冗談じゃなくなりました。ウチの嫁さんはあの突き出したフォイルが「ポニョの足にしか見えない」そうです。ホントにこんな冗談みたいなヨットが飛ぶのかな?

コメント

コメント(2) “AC75コンセプト!”

  1. ゆう

    このニュース、あちこで「スナヤモリ」(正確な名称じゃないかも)が、砂漠の暑さから足をバタバタ上げる写真とセットで伝わってますね。
    エリマキトカゲも、かわいいとブームになったこともあるから、もしかしてブーム呼ぶかも?

    しかし、モノハルになると聞いて期待したクチ(ACといえば、「女王様・・・」のフレーズがまず頭に浮かぶ世代)を、がっかりさせる動画なんでしょうね。

    個人的には、テクニカルな面で「!」と思いましたけど。
    このサイズで、キールナシは全く想像しなかったっすよ。

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    • hiroki

      犬がオシッコしてるみたいという声もありますねw こんなに実艇よりもコンセプトが先走ったフォイラーは初めてじゃないかな。ホントに飛ぶのか?

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