厳しい現実

カテゴリー SAILING

ナクラワールド3日目。10-16ノットの絶好のコンディションで3レースが行われ、21-24-(25)で残念ながら予選通過できませんでした。明日からシルバーフリートで戦うことになります。

成績だけ見るといつも通りの下位安定と言われても仕方ありません。しかし今日の1,2レースは上マークをなんとシングル上位で回航し、途中まで非常にいいレースをしていました。スタートも良かったしスピードもついていけた。そこはこの遠征を通じて得た成長と言えると思います。

ただし2上や2下のレグでズルズルと順位を下げ、結局定位置に収まってしまう。途中が良かっただけに余計に悔しくてたまりません。マーク際のスピードだったり、マニューバ後のスピードの回復だったり、いろんな局面でスピードを落とし過ぎているのが最大の原因です。順位が落ち出した時に、その悪い流れを立ち切れない。

つまりまだまだ総合力が足りないということです。一度もゴールドフリートに残ったことがないということは、そういうことです。あれだけ前を走ってても順位を守れる力がないんだから。

これでもう今大会での国枠取りは無くなりました。もともと厳しいのは分かっていましたが、あらためて力の無さを思い知らされたというところ。現実を受け入れ、9月の青島でアジアの代表枠を取るために、シルバーフリートでも全力で戦うのみです。

心配された和歌子の膝ですが、MRIを撮ってもらった結果、靭帯や関節に大きな問題は無いと確認できました。フィジオセラピーで鍼を打ってもらい、キネシオテープを貼ってもらったので、快方に向かってくれると期待しています。

そのフィジオの待合室で、治療に訪れていたウルグアイチームのコーチと話し、涙が出るほど嬉しいことを言われました。彼らがいかにして大きな壁を乗り越え、ゴールドフリートに残れるように成長してきたか。外から客観的に見た僕らのことも評価してくれて、もうすぐで壁を越えられると言ってくれました。本当に?信じていい?

人生山あり谷あり。谷の時にはいつも周りの人に恵まれて、助けてもらっている気がします。さぁ落ち込んでないで前を向いて走ろう。きっと振り返ればこんなに幸せな時間はないんだから!

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