リオデジャネイロパラリンピックが開幕します。この動画のように、もはやパラリンピックは超人たちの品評会の様子を呈していて、競技によってはオリンピックの記録に迫ってきています。障害を持った人たちも頑張ってくださいというような、かつてのイメージはもう過去のものです。
そして我々セーラーが忘れてはいけないのは、セーリングはこのリオが最後で、東京パラリンピックでは開かれないということ。重い現実だけど、これを正面から受け止めなければなりません。
パラリンピックセーリングに何が足りなかったのか。どうすればもう一度、正式競技に復活できるのか。それはとりもなおさず、オリンピックセーリング改革にも直結する大きな課題です。いつまでもセーリングが五輪競技として残れる保証はどこにもないんですから。むしろ状況は厳しくなる一方です。
パラリンピックでは外されるし、セーリング出身だったIOCのジャック・ロゲは会長から退くし、徐々に外堀が埋ってきていませんか?このままでは2020が最後になりかねないと本気で危惧しています。
セーリングをもっと楽しく、もっと分かりやすく、もっと親しみやすいスポーツにしなければ。そのために何ができるか、次回開催地である日本から積極的に発信したいところです。このスポーツの将来のためにも、日本のセーリング界はもっと元気にならなくちゃ!