葉山新港にモスを戻しに行くと、ちょうど関東インカレの最終日が終わる場面に出くわしました。
朝からの無風で陸上待機が続き、そのままAP/A旗が揚がって時間切れ。湧き上がる勝者の歓声と、声にならない敗者の落胆。青春の1ページですね。
3日間で3レースしかできず、その行われたレースも微軽風とあって、消化不良のまま4年間のヨット部生活を終えてしまう選手も多いのではないでしょうか。最後の舞台としては少し物足りない大会になってしまった感は否めません。
燃え尽きることができなかったみなさん、もう少し続けてみませんか?ディンギーを続けるのもいいし、キールボートのチームに入れてもらうのもいい。ヨット部ライフとは一味違うヨットライフが待っています。お楽しみはこれからですよ。
もしみなさんが長くヨットライフを楽しむようになったら、将来きっとこう言うと思います。学生最後のインカレは消化不良だったな。でもあのおかげで続けたいって思えたから結果オーライだなって。
僕もかつてみなさんと同じようにインカレを目指してヨット部ライフを送りました。その後の実業団やオリンピックキャンペーン、いまのモスでの活動や家族とのクルージングなど、どの場面でも学生時代より楽しんでセーリングしています。なぜなら自由だから。
みなさんはこれから自由なんです。海に出たくない時は出なければいい。出たい時だけ出ればいい。しばらく休みたければ休めばいい。きっとまた海に戻りたくなる日が来るはず。そんな時にフッとセーリングを楽しめるのは、4年間頑張って練習してきたからですよ。
みなさんの今後のヨットライフに幸多かれ。また海で会いましょう。