悪夢の3日目

カテゴリー SAILING

最高についてない一日でした。まず腹立つのが今日も早朝の先発組。7時半に出艇して、25-30ノットのドン吹きの中をレース海面に向かいます。でも波が悪過ぎて、全然辿り着きません。風上側のA海面はまだ時間通りにスタートできましたが、風下のB海面にはほとんど誰も到達できないんです。

ワンドを一番短くして、バンジーを思い切りきつくして、ハイトをめいっぱい上げて、気合いを入れてバウダウン!ずばばばばばば、うおーーーーージャイブ!ずばばばばばば、あ、ダメだ、グシャーーーーン!

人生で最も激しい沈でした。凄まじいスピードで海面に叩きつけられ、左の脇腹を強打。痛過ぎて呼吸も苦しい。これはやっちまったか?

しばしフネの上で休んで確かめてみましたが、とてもこの風でレースができる状態じゃありません。なんとか飛ばさずにゆっくり走って着岸し、着替えて病院へ行きました。レースは僕が着岸したあと、風が落ちるのを待って行われたそうです。そりゃそうだろ。あれは無理だわ・・・(ちなみに僕が病院にいる間に3人肋骨を痛めたモス乗りが来ました)

レントゲンを撮り、とりあえず折れてないことは分かったので、痛み止めをもらって帰ってきました。そしたらほど良い風に落ちて後発組がレースやってます。まずいなぁ、この展開。

2レースを捨ててしまったので、午後の風でレースをやってくれないことには、シルバーに落ちてしまいます。なんとかレースに出られるように、フィジオにテーピングをしてもらい、痛み止めを2錠飲み、ザイクショップでP2ライフジャケットとコリジョンパッドを購入し、できる準備を整えましたが、午後の風が吹き上がらず、あえなく4レースで予選終了。8-11-DNS-DNSの108位でシルバーフリート確定してしまいました。

どうせ肋骨なんて治療できないんだから、痛み止めをすぐに飲んでレースに復帰するべきだったのかなとも思うけど、無理をしてもっと悪い状態になる可能性の方が高かったし、なによりあの風でもう一度出て行くのが怖かった。シーマンシップとしては正しい判断だったと思います。

しょうがないんだけど、でもホント悔しいです。明日からゴールドフリートで世界最高のセーラーたちと一緒に走れないことが残念でなりません。こんなに仕事休ませてもらって、たくさんお金も使って、家族に寂しい思いもさせて、情けなくて情けなくて・・・

せめてシルバーできっちり前を走って、いま持ってる全力を出して、来年以降に繋げます。できることは全部やって、笑顔で終えられるように。

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