マシフがとんでもないハイペースで飛ばしています。スタートから29日3時間15分でケープホーンを通過。太平洋をなんとたったの7日半で横断してしまいました。信じられない!

ソデボの記録から2日ほど早く大西洋に戻ってきたので、このままだと47日か、無風帯をうまく切り抜けるとひょっとして45日切りもありえるのか?

オーシャンレーサーたちの挑戦により、フネもセールも航海機器もどんどん進化して行きます。より速いだけでなく、より安全に、より快適に外洋を走ることができるのはありがたいことです。

こんな便利な道具などなかった時代の記録に比べて、いまのセーラーは楽をしているように言う人もいますが、平均30ノット近くで走り続けるストレスがどれほどか。僕はモスやGCで30ノットオーバーは経験してますが、あれがずっと続くなんてとても耐えられません。しかも外洋で、ソロで、その中で寝るなんて・・・気が狂ってしまうと思います。

セーリングはどの分野も、フォイルによって完全に次のステージに移行しましたね。フォイリングという言葉もそのうち死後になるのかも知れません。セーリングとフォイリングが同義語になりつつあるなと感じます。マシフが残り何日でフィニッシュラインを切るかに世界中の注目が集まっています。

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