法改正により、来年2月1日から小型船舶の甲板上では、原則、全ての乗船者が認証(桜マーク付き)ライフジャケットを着用することが義務化されます。
ただし日本セーリング連盟及びその加盟する団体の主催する大会および練習中については、小型船舶であるレース艇および運営艇・審判艇・救助艇・コーチボート等について、ヨット界の基準での個人用浮揚用具(ライフジャケット)でよい、と言う特例が認められました。
このヨット界基準についての明示された文書がなかったので、現場は混乱ぎみだったのですが、これについてもJSAFから告知がありました。
ISO12402-5 レベル50または同等の基準とあります。ここで注意していただきたいのが、レベル50という基準は必ずしも50ニュートンの浮力が必須ではないということ。体重に応じた浮力があれば問題ありません。現場では50ニュートンという言葉が先行して、未満だと使えないという誤解があるようです。
ザイクのPFDはすべてこのレベル50に準拠していますが、XSからMサイズまでは50ニュートン未満です。それでもISO12402-5に準拠しています。法改正後でもお使いいただけますのでご安心ください。
セーリングブランドのPFDについては、レベル50に準拠したものが世界標準ですが、釣りやレジャー用のものについては、そうでないものが殆どです。一度ご自分がお使いのライフジャケットの内側を確認してみてください。無用な混乱が起きることなく、すんなり新しい安全基準が浸透することを願っています。不安や疑問がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。