AC45ワールドシリーズ2011-2012の最終戦がアメリカ東海岸、ロードアイランド州のニューポートで開かれ、オラクルレーシング・スピットヒルが総合優勝に輝きました。2位にはエミレーツ・チームニュージーランド。そして3位にはマッチレースに強いアルテミス・レーシングが入りました。

この3チームの共通点として、なんと全員ザイクのデッキビーターを履いています。天気によってはマイクロフリースだったり、スーパーウォームだったりしますが、彼らは純粋に勝つためのギアとしてザイクを選んでいるのです。しかもスポンサードじゃなく、彼らはお金を出して買っています。なぜならザイクが唯一無二の動きやすさだからです。

世界最高峰のセーラーたちが、他のウェアメーカーがスポンサーについていながら、お金を出してまで買うのがザイク。右の写真の中央、ミスターアメリカスカップ、ラッセル・クーツをよく見てください。ブーツまでザイクです。近藤愛ちゃんと同じ、ハイキングブーツ260です。くどいようですが、ラッセルクーツにすら提供していません。買っているんです。

さぁいよいよ7月に入り、各チームがAC72を進水できるようになりました。どんな走りを見せてくれるのか楽しみでしょうがありません。40ノットくらい出るのかな？そんな超高速でマッチレースするなんて想像つきませんね。

唯一想像できるのは、きっと彼らはAC72でもザイクを着ているということです。