最終日。レース委員会が危惧していた通りに風が弱く、長い待機の後にやっと吹き出したシーブリーズで1レースを終え、6日間15レースを完遂しました。このレース15位で69艇中24位。残念ながらミッドフリーターから抜け出すことはできませんでした。
そもそも今回の参戦は、Amacにスカイプでいろいろ質問してたら、「お前、ナショナルに来いよ。そしたら速くしてやるから」と言われたのが切っ掛けでした。レース結果は残念なものでしたが、来る前よりも格段に速くなったことだけは間違いありません。
じゃあ何が足りなくて結果を残せなかったのか。それはカラダと道具の差です。まずちゃんとカラダを鍛え直さないと、あのレベルのフリートでは、一瞬前を走ることはできても、その順位を守ることができません。
そして道具。トップ選手はほとんどみなMach2に乗っていますが、標準状態からの手の加え方が半端じゃない!特にフォイルに対するこだわりは徹底的です。今回優勝したピーター・バーリングのフネは最終日に売りに出され、速攻買い手がついてました。でもピーターはメインフォイルだけは売らずに持って帰ったのです。どれほど彼らがフォイルを大事にしているかが良く分かります。
体格でも体力でも負けてるのに、道具も負けてたら勝てる訳がない!
んもー火がつきましたよ。ディーラーとして、ずっといままでシンプルで人がマネしやすい艤装を心がけてきたけど、もう辞めます。誰もマネできないほど手をかけた、自分だけのスペシャルボートを作る。そうじゃなきゃ勝てないし、それができるのがモスの楽しさでもあるんだから。
たくさんのインスピレーションとモチベーションをもらって、オーストラリアのモス乗りたち、なかでもAmacにはいくら感謝してもしきれません。(写真はレース委員会に文句をつけ過ぎて、デッカイおしゃぶりを贈られたAmac)いつかギャフンと言わせられるように、日本に帰ってまた練習です。楽しかった!