7月6日から13日まで、ハンガリーのバラトン湖で開かれていたレーザー4.7世界選手権で、遠藤紅葉（東京ユースチーム）が女子14位に入りました。130艇のエントリーの中の14位。たいしたものです。おめでとう！

彼女がOPを始めたばかりの頃から良く知っていますが、まさか将来こんな活躍を見せてくれる選手に成長するとは、夢にも思いませんでした。本人がこれを読んでも納得してくれると思います。OPの新艇を届けに行って、「いらない、ヨットなんかやりたくない」と泣きながら言われたのは、後にも先にも彼女だけでした。

それが周りの方々の協力と本人の努力で、徐々に成績が上がり、それに伴って本人も楽しそうにセーリングに取り組むようになっていきます。僕にしてみれば、ヨットを続けているだけでも驚きだったのに、OPでヨーロッパ選手権代表に選ばれたのを皮切りに、海外遠征メンバーに毎年選ばれるようになり、気づけば世界選手権で活躍できるまでに。

いやー、あらためて子供の成長ってスゴイですね。化けますねー。ウチの凛子も将来が楽しみだw

彼女のように大化けする子もいれば、小さい頃からセンス抜群で、誰の目にも明らかなポテンシャルを見せる選手もいます。目下キプロスで行われている、ISAFユースワールドの420代表、小泉維吹／有岡翼組（光高校）は、OPの頃から将来を嘱望された素晴らしいセンスとスキルの持ち主です。小泉は一つ年上の岡田奎樹（唐津西高校）を目標に、OPでも420でもFJでもSSでも、常にお互いを刺激しあう良きライバル。彼らは紛うことなき、日本のセーリング界の宝です。

ISAFユースに続いて、22日からはバレンシアで420世界選手権が開かれ、小泉組、岡田組を始め、日本から男女合わせて13チームもエントリーしています。ぜひ高いところに日の丸を揚げて欲しいところです。頑張れーー!