ワカコ、ミネコに続く第3弾はこの方です。北京、ロンドン2大会の女子470日本代表、近藤愛!あ、間違えた。吉田愛だゴメンナサイ。
さすがのスキルで、乗り替わって1分くらいで飛んじゃいました。470乗ってる時には見たことないくらいの笑顔が弾けてますw
モスを始めて5年。いままで何人乗せただろう? 100人は越えてるはず。愛ちゃんみたいにいきなり飛べるのは極少数で、3割が四苦八苦してから飛び、4割が飛べず、1割は走りだすこともできません。それまでの艇種での実績とはあまり関係がなく、意外な人が飛べて、意外な人が飛べないことがよくあります。
要は優劣じゃなく、向き不向きなんです。日本のディンギーといえば、昔も今もレーザー、スナイプ、470が中心ですが、僕に言わせればどれも似たようなもの。選択の幅が狭いんですよね。たとえば49erやモス、カタマラン等はまったく別の乗り物と考えた方がいいです。
たとえばネイサン・アウタリッジは世界中のセーラー誰もが認めるスキフの天才です。彼は29erのユースワールドで優勝し、その後しばらくは470に乗っていました。一緒にレースした事があるので覚えています。全然大したことなかったんです。ルナロッサのクリス・ドレーパーも470ではそんなに速くなかった。だけど2人とも49erで世界チャンピオンになり、メダリストになり、アメリカスカップまで上り詰めました。
日本にもこういう隠れた才能を持った選手、いるかも知れないと思いません?少なくとも自分はこっちが向いてると思ってます。そしてきっと、他にもスキフやフォイラーの方が向いてる人いると思うんです。みなさんもぜひ機会を作って、いままで乗ったことのないフネにも挑戦してみてください。自分の隠れた才能に驚くかも知れませんよ。