またまたスゴイのが出てきました。フォイリングAC72を切っ掛けに、世界中でフォイリングカタマランが開発されていますが、このGC32は一つのマイルストーンになるんじゃないでしょうか。
何がスゴイって、この走りがアップウインドだということ。風はせいぜい8-10ノットでしょう。そんな風速のアップウインドでは、いままでモスしか飛べませんでした。32フィートのカタマランが飛ぶなんて、にわかには信じられません。
もともとこのGC32はワンデザインサーキット用のクラスですが、それほど注目を集められていません。でもこのフォイルが標準装備になれば話は別です。エクストリーム40よりも更にエクストリームなサーキットになるかも知れませんね。
世界中のデザイナーがいろんなアイディアを出して競いあうことで、フォイラーカタマランは急激に進化しています。いまはまだとても高価ですが、フォイルの形状やサイズ、制御が最適化していけば、低価格で誰でも簡単に飛べる時代はそう遠くないでしょう。待ち遠しいですね。