420の納艇に行くと必ずやっているマストの立て方を公開します。420に限らず、他の艇種でも応用できるはず。最初にマストを真っ直ぐ立てるのが重要で、そのための手間を惜しむべきではありません。
マストメーカーは、できるだけ同じ長さのシュラウドを作っているし、ハウンドの高さも左右同じになるよう努力しています。しかしどうしたって微小な誤差はあるわけで、微妙に長い方のシュラウドを、微妙に高い方のハウンドに掛ければ、誤差が吸収されるんですね。有効なシュラウド長が左右対称じゃなければ、マストは真っ直ぐ立ちません。ポートスターボが決まったらマーキングして、遠征などでマストをばらしたときも同じ側に掛けるようにしましょう。
次にスプレッダーを外してマストを立て、マストが真っ直ぐかをチェックします。必要ならマストのプロテクターを削ってでも、ここできっちり真っ直ぐにするのが重要です。
真っ直ぐになったら、スプレッダーをシュラウドにピタッと当たるまで前に振り、その位置でアジャスターにマーキングをします。あとは常に左右同じ回転を与えることで、左右対称が保たれるのです。くれぐれも最初に曲がったマストをスプレッダーで強制的に真っ直ぐにしてはいけません。
- シュラウドの長さとハウンドの位置の関係を・・・
- こうしてテンションをかけてチェックします
- ポートスターボが決まったらマーキング
- スプレッダーを付けずにマストを立てます
- この時点でマストが真っ直ぐであることが重要
- スプレッダーを前に振っていき
- シュラウドにピタッと合わせる
- その振り角をマーキングすれば常に左右対称が守れます
一度きっちりした作業をしておけば、それからの悩みを減らすことができるので、マストが真っ直ぐ立たないと悩んでる方はこの作業をしてみることをオススメします。左右でシュラウドの有効長が半ピン違うなんてザラですよ。







