プーマの航跡を見ようとiPadを開いたら、フラッシュがインストールされていないので、Googleマップで表示されました。これはこれで見やすい。よく見るとプーマは小笠原の父島と母島の間を通っていることが分かります。わお!
艇団は昨晩あたりから緩やかに南下を始めた模様です。もしくは地図上でそう見えるだけなのかな?これだけレグが長いとメルカトル図法で表示することにムリがあります。最短距離は地図上で下にふくらむ弧を描くはずなので、フリートはみな距離よりも風速を優先して遠回りしてるってこと。それが南下してるように見えるんだから、実際に南下してるはずですね。これだけ距離が離れてても、みんな同じように南下するなんて面白い!
快進撃を続けてきたプーマがここに来て苦しそうです。代わりにインコースからテレフォニカが伸びてきました。なんだか地球を使って競馬してるみたいですね。見てる方は面白いけど、選手は24時間ずっと緊張が続いて大変だろうなー。
ところで、日曜日まで開かれていたエッチェルズのワールドで優勝したのは、ヨンナナ乗りには懐かしのトム・キングでした。2000年シドニー五輪の男子470金メダリストです。オーストラリアの英雄ジョン・バートランドの2連覇を阻止しての初優勝。速いヤツは何に乗ってもホント速いのね。
トム・キングがヨンナナに乗っていた頃いかに速かったか。強風のキールウィークでトムの1つ風上からスタートした轟選手の話です。スピードに不満そうなトムは、なんと走りながらスターンに行き、ブームエンドからセールをチェック。その間もスピードはほとんど変わらず、そこからチョコチョコッとバングやアウトホールをトリムしたらバビューンと加速して、一気に置いていかれたそうです。バビューンって。マリオカートじゃあるまいし。金メダル獲得後にサクッと引退して銀行勤めに戻ったと聞いていましたが、セーリングを続けていたんですね。