ウェイマス3日目。今日も終日ボートワーク。予約しておいた業者にフネを持ち込み、ダガーボードのアライメント調整をしました。これでもう何度目だ?3度目かな。
目的は角度を変えることではなく、より大きな面でダガーを押さえて、ガタつきを抑え、なおかつスベリを良くすることです。ダガーの断面をグルリとGRPで積層した型を作り、その型を狙った位置に収まるようにプレクサスという特殊な接着剤で固めます。10分もすれば固まるので、はみ出した型と接着剤を削り取れば完成。
なーんて文章にすればあっという間なんですが、それはそれは時間がかかりました。すべての作業を終えたのはなんと夜の11時半。すっげー疲れたけど、いい仕事ができて満足しています。
ここはSHOCK sailingといって、49er乗りのサイモン・ヒスコックが経営するかなりマニアックな業者さんです。彼はモスにも乗っていて、ワールドでの成績はいつも僕と同じくらい。ソレントワールドの総合成績ではなんと同点だったらしく、僕が一度トップをとったからタイを解いて負けたと悔しがってましたw
かつては49erでクリス・ドレイパーのクルーだったサイモン。シドニーで銀、アテネでも銅メダルを獲得しているスーパークルーです。そんな彼と対等に話ができて、こうして夜中まで作業させてもらえるなんて、モスやってて良かったなと思える一日でした。ありがたや、ありがたや。
さぁ明日はマスト立てて乗るぞ!