いまさら感がありますが、ボルボオーシャンレースの第4レグは激戦でした。3週間、5,000マイル以上も走ってもフィニッシュ間際で抑えまくるほどの接戦。しびれますねー。
このレグのデータを見ると、トップのグルパマだけダントツだけど2位のプーマから最下位のサンヤまでたったの2時間差。テレフォニカとカンペールなんて1分半ですよ!そんなの誤差の範囲じゃないの?
沖縄本島の北をプーマが回ったり、ソロモン諸島の東西でフリートが半々に分かれたりしながら、たったこれだけの差に収まるってスゴイですよね。フネのパフォーマンスが近いってのもあるけど、気象予報の精度とコンピュータを駆使したコース引きが、どこも一生懸命やってるんだろうけど、似たような結果を導いちゃうのかな。多分。
これで総合の争いが面白くなってきました。もし次のレグもテレフォニカがグルパマの後塵を拝するなら、優勝はまったく分からなくなります。グルパマはフネも速いみたいだし、ロングオフショアレースのタレントには事欠かないフランスの叡知が集まってるんだから、49erとかけもちが舵持ってるチームには負けたくないところです。カンペールも頑張ってるけど、爆発力が無いのはフネがあんまり速くないのかな?
いよいよ次はレース最長のレグ。荒れ狂う南氷洋を渡り、ケープホーンを廻ってブラジル・イタジャイまでの6,705マイル。スタートは3月18日です。やっぱボルボは面白い!