このブログに書くべきことではないのかも知れませんが、一人の学連ヨット部OBとして、どうしても納得がいかないので書きます。学連仕様ってもう機能していなくないですか?学連が自分たちで決めた申し合わせ事項ということになっていますが、実際は大人の事情に振り回されてるだけで、学生がかわいそうでなりません。
なんで急にこんなことを言うかというと、最近の学連470の値段を聞いてひっくり返ったからです。180とか190とか、そんなの信じられない。いくらなんでも高過ぎるし、しかも注文内容によって値段が違うだなんて、もう当初の理念も何もないじゃないですか。まったく同じ物を供給するという建前はどこに行ったんですか?
もはやガバナンスがまったく機能していない学連仕様は、きっちりと約束を決め直すか、もう無しにするかどちらかにするべきだと思います。そりゃ学連ヨット部も減っていきますよ。そんだけ出すなら社会人の中古艇を買った方がよっぽどマシじゃないですか。
僕らが学生の頃はヤマハの提携工場から大きなトラックが各水域に配送に来て、ただその積んである順番でランダムに自分たちのフネが決まったものです。だってどれも同じだから。それが本来の姿だし、そうじゃなければ学連470の意味がない。
世界の常識からかけ離れたナンセンスな取り決めは、学生を苦しめるだけでなく、市場が縮小して最終的にみんなが苦しむことに繋がります。
学生セーラーは日本のセーリング界の宝です。彼ら彼女らがこの先セーリングを続けてくれるかどうかにこの国の将来はかかっているんですよ。もっと大事にしましょうよ。
これはあくまで一人のセーラー、一人の学連OBとしての意見です。輸入艇を入れてビジネスにしようとか、そういう考えは一切ありませんのでご承知おきください。