記念すべきワスプ国内1号艇は、鎌倉の津田さんがお買い上げです。ブレードライダーもお持ちなので、こちらも安心して引き渡すことが出来ました。津田さん、進水おめでとうございます!
海の上でもなかなか絵になるけど、今日一番シビレタのは練習後のカートップ姿ですね。まるでジムニーがモヒカンにしたみたい!
肝心の走りの方ですが、百聞は一見に如かず。まずはこの動画をご覧ください。
初日にしてはキレイに飛んでいると思います。Mach2に比べて帆走重量が20キロほど重いワスプですが、フォイルのリフトが強いので離水する風速や艇速にはそれほど差がありません。モス乗りなら違和感なくスッと飛ばせます。以下、僕のファーストインプレッションです。
- リフトを強くしている分少しドラッグが強いので、トップスピードは普通のモスと走り比べるとやはり敵いません。それでもフォイリングの楽しさを手軽に味わえるという意味では必要充分なスピードです。
- ティラーが前回しになるのは、それほど違和感ありませんでした。ただしエクステンションが少し長いのでカニンガムやアウトホールのラインに引っ掛かりやすいかな。10cmくらい切っちゃえば問題ないはず。
- ブライダルの長さをきちんと調整して、引き込んだ時のシートの角度を最適にしてやれば、もっとメインシートを引き込めるし、引き込んだ時のセールシェイプももっと良くなると感じました。今日のブロックの位置だとラルでシートを引き込んだ時にセールが浅くなってしまって、うまくパワーがつけられませんでした。この辺りは時間が解決するでしょう。
- タックジャイブは難しい。スピードを維持しないとすぐに着水してしまいます。ワスプでタックジャイブを極めれば、普通のモスに乗った時にはマニューバリングがすごく簡単に感じるかも知れません。
- 特筆すべきは沈起こしの軽さ。トランポリンに水が溜まりにくいからか、モスの半分くらいの労力で沈を起こすことができます。これはポイント高い!
- 出着艇は期待したほど簡単ではありませんでした。どの程度の深さまで持っていくのか、船台をどうやってフネから離して持っていくのか。研究が必要です。ただ横倒しのフネを担いで持っていくのに比べれば、スマートなことだけは確か。
モスにはちょっと手が出せないけど、フォイリングには興味がある。そんな世界中の人たちの期待を一身に背負って登場したワスプ。すでに200艇を受注して、50艇が浮かんでいるそうです。生みの親のAmacは、来年のフォイリングウィークで世界選手権を開きたいと息巻いています。今後の展開から目が離せません。
さんざん飛び回って、家に帰ったら子供たちが誕生日プレゼントのウィスキーをくれました。43歳になっても遊んでばっかりの父親ですw
昨日は忙しいさなかでの進水式、アドバイスをありがとうございましたっ!
皆さんと一緒に飛べるよう精進いたします。
あっ、WASZPじゃ追いつかないか。。
でもきっと楽しくなる船だと思います。
あらためて進水おめでとうございました。みんなで一緒に遊びましょう。どしどしご相談ください。