7ヶ月後に迫った第35回アメリカスカップのクオリファイアーズに向け、バミューダでトレーニング中のソフトバンクチームジャパン。20ノットオーバーのハードなコンディションでアップウインドを走っていたら、突然ウイングセールの下3分の1が破損して引きちぎられてしまいました。
幸いクルーに怪我はなく、艇体にもダメージはなかったようです。すぐに修理に取りかかり、週末にはまたセーリングできるようになるとのこと。ひとまず安心ですね。
本番で使う予定のウイングだったので、早い段階で壊れたのは逆に良かったのかも知れません。どこまで限界を攻められるのか。何が最初に壊れたのかを突き止めることができれば、逆に他チームに対するアドバンテージになるとも考えられます。
見たところフラップ内のロープが切れたか構造体が壊れたか。そのどっちかではないでしょうか。キレイに下のパーツだけ千切れたのは偶然ではなく、こういうときに他のパーツを道連れにしないようにできてるんでしょうね。
それにしてもAC45Sは速い。これを見た後に45Fを見るとその差は歴然です。彼らにとっての45Fは、きっと僕らがワスプに乗るような感覚なんじゃないかと。充分速いんですけどねw