Death mast?

カテゴリー SAILING

スペインでトレーニング中のマフレ(ボルボ65)がディスマスト。幸い乗員に怪我はなく、自力で帰港しました。このマストは既に前大会で地球を一周したマストだったのかな?

前回から完全なワンデザインに移行したボルボオーシャンレース。その決断はお世辞にも成功だったとは言えません。10月22日にスタートする2017−18大会のエントリーはまだ4艇というお寒い状況が続いています。このままだと赤字じゃないのかな?

ワンデザイン化により参戦コストが劇的に下がったはずなのに、かえってエントリーが減ってしまうというのは皮肉なものです。外洋レースをワンデザイン化すると、トラブルが出た際に責任の所在が曖昧になるのが問題だと思うんですよね。それにやはり開発競争も含めての魅力だと思うし。

次回からはマルチハルに移行するとも言われていますが、ウィットブレッド世界一周レースから続く伝統を引き継ぎ、どう発展させるのか。大会実行側の運営手腕が問われます。

ところでみなさん、マストが折れることを「デスマスト」と呼んでませんか?マストが死ぬようなイメージでそう言いたくなる気持ちもわかりますが、正しくは「ディスマスト」。Dismastという一つの動詞です。海外で「デスマスト」と言っても通じないので注意しましょう。

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