レッドブルユースアメリカスカップは、劇的な幕切れでランドローバーBARユースアカデミーが優勝しました。初日の3レースを2-2-1と大きくリードしたBARでしたが、最終日にニュージーランドが怒濤の3連続トップ。最終レースの最終レグまで5位を走っていたBARを逆転して優勝する・・・はずでした。

ところが2位を争っていたスウェーデンとドイツがマーク際でケース。ルームを貰えなかったドイツはボトムマークに激突して止まってしまい、スウェーデンにはペナルティーが与えられ、その隙を縫って順位を2位まで上げたBARが初の栄冠を手にしたのでした。いかにもユースらしい、まるで高校野球のようなドラマティックな幕切れでした。

ワールドシリーズとユースで勝ったBARは、45Fに強いということですね。特に飛ばないコンディションのタックジャイブがとても上手いなと感じました。地道なトレーニングの成果でしょう。8チーム中で唯一フォイリングして、大差で連続トップを取ったニュージーランドも素晴らしかった。

ちなみに優勝したニュージーランド艇には、葉山で一緒にナクラのトレーニングをしたマイカー・ウィルキンソンが乗っていて、最後にボトムマークに突っ込んでしまったドイツチームの舵を持つのは、コーチが同じだったポール・コルホフです。ナクラにとどまらず、エクストリームやユースACの活動でセーリングの幅を広げている彼らには、一人のセーラーとしてジェラシーを感じてしまいます。若いって素晴らしい。

それにしても・・・遅いw こんなに45Fって遅かったっけ?人間の目はすぐ慣れるもんですね。

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