レーザー大苦戦

カテゴリー SAILING

ドイツのボルテンハーゲン、レーザー世界選手権では日本チームが大苦戦。予選を終えて6人中5人がブロンズフリートに沈んで国枠獲得圏外となってしまい、唯一シルバーフリートに残った19歳の南里研二選手に国枠獲得の望みが託されました。

今年2月の葉山での選考を経て選ばれたナショナルチーム勢が全員敗退し、ナショナルチームに入れなかった南里君にすべてを託すことになるとは、なんとも皮肉です。96年アトランタ五輪での採用から続いてきた日本レーザーの連続出場が途絶えないよう、なんとか決勝で国枠を獲得して欲しいところです。

あまり知られていないようですが、今回のロンドン五輪ではレーザーとラジアルの国枠が増えています。レーザーはそれまでの43ヶ国から48ヶ国に、そしてラジアルは28ヶ国から39ヶ国に大幅に増えているのです。

トルネードが無くなった分の増員があったこと。それとIOCからの要請により、セーリング競技全体の男女構成比を50:50に近づけることがその背景にあります。いくらなんでも男女同数は、競技人口の比率から言っておかしいと思いますけどね。フェミニストすぎる。女子マッチレースの採用がその極みで、結果としてたったの1回で終わってしまうことになりました。なんなんだかなぁ・・・

まぁとにかく枠は増えてる。それなのに苦戦しているということは、全体のレベルが上がったのか、日本のレベルが下がったのか、もしくはその両方か。いずれにしろ世界との差が広がっていることは認めざるを得ません。

予選レースの後、ハーバー内で余興の賞金レースをする映像です。スタートの加速やロールタックが強烈!

日本チームがこれほど苦しんでいるのに、トップを行くオーストラリアのトム・スリングスビーは成績表に1と2しかない。これは何なのよ?ヤツは人間か?トムくらいのトップセーラーを1週間雇って、徹底的にアドバイスとお手本を見せてもらいたいですね。レースしても彼らのセーリングはほとんど見られないんだし。たとえそのクリニックに数百万をかけたとしても、その方が遠征に行くより費用対効果が高い気がします。えらそうなこと言ってゴメンナサイ・・・

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