ナポリに続き、ベネチアでも熱戦が繰り広げられたAC45ワールドシリーズ。今年の1月に巨大トリマラン、バンクポピュレールVで世界一周記録を更新したフランスの英雄ロイック・ペイロン率いるチームエナジーが初優勝しました。次戦は6月26日からアメリカ・ニューポートで開催されます。
そして日本のセーラーがもっとも注目するべきは、2013年の8月から9月にかけてAC45を使って行われるユースアメリカスカップ。その実施要項が公表されました。大会スポンサーは、なんとあのレッドブルです!
- 1ヶ国1チーム
- 6人編成で450キロ以下
- 年齢は19歳から23歳まで
- フネとセールは大会が用意
- エントリーフィーは35,000ドル
こんなに手軽にアメリカスカップに挑戦できるなんて信じられない!うらやましい!若返りたい!
もちろん、勝者が手にするのはユースアメリカスカップに過ぎませんが、これで経験を積んで実績を残せば、将来トップチームから声がかかる選手もいるでしょう。数十億の資金を必要とするアメリカスカップ挑戦の参入障壁を取り払おうという姿勢がいいですね。僕がいま大学生なら、もう鼻血ブーです。絶対に誰か日本から挑戦するべきです。
前回のACでオラクルのスキッパーとして、史上最年少の30歳でカップを獲得したジミー・スピットヒルはこう言っています。
“Breaking into the America’s Cup is hard. I was very fortunate when I was 19 to get a break with the Young Australia team, which allowed me to get into the game and get noticed. But this is going to give many more young sailors the same type of opportunity. We are talking about literally turning tradition on its head by opening up the America’s Cup to younger sailors, rather than it being closed off and difficult to get a foot in the door.”
「アメリカスカップって敷居が高いよね。僕は19歳の時にヤングオーストラリアっていうチームに入れたことがすごいラッキーだった。こういうチャンスをもっと若いセーラーに与えたいんだよ。敷居が高くて参加しにくいアメリカスカップの伝統を変えて、若いセーラーに開かれたものにしたいんだ。」
来年の8月に、レッドブルのAC45を駆る日本人若手セーラーがいるのか?もし挑戦するチームが出るなら、ウェアは弊社が提供しますよ。出でよ!若い才能!
絶対に日本もYouth AC に参加するべき、ヨット愛好家は全員でサポートし、一般の方々にも広め支持をお願いしましょう。
そうですね。まずは和歌山でのフライングファントムのイベントが成功することを祈ります。