僕はビールだけはうるさい男です。え?ビール以外もうるさい?まぁまぁそんなこと言わないで。えへ。とにかくルービーが大好きなのですよ、奥さん。特にドイツビールが好きなんだけど、ベルギーやチェコのビールも好きだし、ハイネケンも大好き。
結婚したての貧しい頃、飲む本数は減らしてもいいからと嫁さんを説得して、発泡酒じゃなくビールを買ってもらってました。それもモルツ。昔から国産ではモルツ派なんです。
当時の国産ビールで麦100%なのはモルツ、エビス、ハートランドの3銘柄だけでした。それ以外のビールは全て、米やコーンスターチを混ぜています。混ぜたビールの中にも美味しいビールはあるんだけど、やっぱり飲み比べると麦100が美味しい。
モルツとエビスは昔から麦100で有名ですね。ハートランドはあまり知られていませんが、キリンの職人が自分たちの飲みたいビールを、自分たちの作りたいように作ったビールです。緑のビンで売られていて、コンビニやスーパー、普通の酒屋では売っていません。
このハートランドが僕は大好きで、あまりに好きなので自分たちの結婚披露パーティーもムリ言って全部ビールはハートランドにしてもらったほどです。僕にとって、国産ビールの最高峰はずっとハートランドでした。
でも今日、それが覆りました。グランドキリン。これもハートランドと同様にキリンの職人たちが、チェコのビールのような香りとコクを再現するために、研究に研究を重ねたそうです。世界に誇れる最高のビールを作って、世界市場に打って出ようという気概を持って作られました。
参った!これは本気で美味い。キリンの職人さんたちに心から拍手を送りたい!ありがとー!
グランドキリンは現在、セブンイレブンのみの限定販売のようです。見かけたらだまされたと思って飲んでみて下さい。こんなに美味いビール、ヨーロッパでもなかなか飲めませんよ。
確かにうまい。1本で満足できる。残念なのは、米やコーンスターチが入ったビールが当たり前だと思っている人が本当に多い事。
ジャンルを問わず、作った人の気持ちが伝わるアイテムに出会えると本当にうれしい。
分かってもらえて嬉しいです。マーケティングと逆行したモノ作りをしたそうですが、こういう商品が、ちゃんと売れる世の中になって欲しいものです。