RedBullユースアメリカスカップを覚えておいででしょうか。以前にも書いたとおり、19歳から24歳限定の、AC45を使ったイベントです。この公募に応募したチームのうち、セレクションシリーズに進んだのは12チーム。そこから何チームが本戦に進むかは公開されないまま選考の最終日を迎えました。
選考基準は練習レースの成績に加えて、陸上でのフィジカルテストや、キャンペーン自体のプロフェッショナリズムも加味されるとのこと。そんな高い要求に応えて見事に予選を通過したのは以下の5チームでした。
- オブジェクティブ・オーストラリア(オーストラリア)
- STG/NRVユースチーム(ドイツ)
- フルメタルジャケットレーシング(ニュージーランド)
- ROFFカスカイスレーシングチーム(ポルトガル)
- チームTILT(スイス)
加えて9月1-4日に開かれるユースアメリカスカップ本戦では、下記のシンジケートが編成した5チームが加わります。
- エナジーチーム(フランス)
- エミレーツチームニュージーランド(ニュージーランド)
- アルテミスレーシング(スウェーデン)
- オラクルアメリカンユースセーリングフォース(アメリカ)
- オラクルUSA45レーシング(アメリカ)
注目はなんといってもエミレーツ。なにせ舵を握るのはピーター・バーリング師匠です。ついこの間まで、チームコリアでAC45に乗ってましたからね。ロンドンで銀もとってるし、実績と経験からいって優勝候補筆頭でしょう。モスでもこいつは速いです。メチャ速い。
それにしてもアメリカスカップは激変しましたね。賛否両論あると思いますが、僕はこのAC45のレースは成功してると思います。72はクラスルールに難がある気がしますね。フネの性能差があり過ぎると、レースはつまらなくなるから危惧しています。45のレースは面白い。だからカップ本戦も、実はユースの方が面白くなるかも知れません。
僕はユースもカップ本戦もニュージーランドが獲ると読んでいます。
[…] 今日までに6レースを終え、予想通りチームニュージーランドのピーター・バーリング師匠が頭一つ抜け出しました。中継を見ていると、ピーターだけはウイングを自分でトリムしてますね。トリマーはクランクだけしているので、もはやグラインダーです。でもそのおかげか、ワンデザインのAC45の中で僅かにボートスピードが速いように見えます。 […]