tenquarter明日から恒例のパールレースに旅立ちますが、今年はいつものメンバーと少し違います。ラッキーレディーの皇太子こと稲葉健太(兄)と、若手のホープ磯谷航介がトランスパックに行っちゃったので。しかもこの2人の乗るテンクォーターは、ディビジョン7で優勝しちゃいました。おめでとう!

2年に1回開かれる伝統のトランスパック。ロスからハワイまでの2,200マイル余りを突っ走ります。58艇の参加中、今回は日本から6艇もの参加があり、ディビジョン2ではビーコムが2位、ディビジョン5でもクレセントIIIが2位、そしてディビジョン7では東北からの2艇、テンクォーターと貴帆がずーっと競り合いを続け、見事ワンツーフィニッシュを飾りました。

テンクォーターの高橋オーナーは、震災で奥さんと娘さんを亡くされ、絶望の底から這い上がっての参戦だったそうです。亡くなった2人はハワイの空でご主人の、お父さんの雄姿をずっと見ていたんじゃないかと思います。進まない被災地の復興がよく伝えられますが、自ら立ち上がり、世界の舞台で勝った高橋さんの活躍ほど被災地セーラーを勇気づけるものはないでしょう。心から尊敬します。

今回のトランスパックは日本からの参加が多かったこともあり、ネットでもかつてないほど盛り上がりましたね。僕もアンちゃんとコースケがトップ争いをするとは正直思っていなかったので、嬉しい誤算で毎日トラッキングしていました。

トランスパック、いいなぁ・・・

なにがいいって、ロスからハワイまでずっと追い風。しかも目指す先がハワイですからね。そりゃ頑張るわ。ちなみに先日の回航、ずっと向かい風で目指す先は蒲郡でした…orz…

いつかはクラウン。いつかはトランスパック。そう心に誓う39歳の夏なのです。まずはパールレース勝たなきゃ。

コメント

コメント(3) “ああ憧れのハワイ航路”

  1. 限界

    高橋さんの奥様、娘さんはハーバーで会っているので震災後、かける言葉がありませんでした。
    「津波はすべて流してしまいましたが、我々の夢は流せませんでした。」は心に染み入りました。

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  2. […] あまりこのブログで問題提起などするのは本意ではないのですが、あまりにおかしいと思うので、一言もの申したい。テンクォーターのトランスパック優勝について、テレビや新聞などのメディアで取りあげられたものを目にした方はいらっしゃいますか?僕は見ていません。試しにGoogleで検索してみても、平井さんのバルクヘッドマガジンの他には、僕みたいにブログで書いている人がいるくらいで、JSAFのサイトにも全く取りあげられていません。 […]

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