中東オマーンでレーザーワールドが開催されています。大会を前に、ロンドン五輪までのレーザーキング、トム・スリングスビーがオラクルレーシングとの契約延長とレーザーからの引退を表明し、誰が新しい王者の座につくのかが注目されていました。3日目をおえて暫定トップに立ったのは、帰ってきた英雄ロバート・シェイドです。前にも言いましたが、この人はアトランタで金、シドニーで銀、アテネで金、北京で銀、ロンドンで銅と5つのメダルを持ち、2016年の地元ブラジル五輪で6個目のメダルを狙うスーパーセーラーです。しかも僕と同じ40歳。

日本選手は残念ながら、今回も下位に沈んでいます。きっと本人たちは努力に努力を重ねてるんでしょう。でもここ数年のレーザーワールドの成績には表れていないのが悲しい現実です。体格や体力で劣る部分もあるでしょうが、必ずしもそれだけとは思えません。40歳のオッサンがトップにいるんだから、若い衆は言い訳できませんよ。

もう日本でやっててもこの殻は破れないんじゃないでしょうか。1-2年海外で暮らして、速い連中とトコトン手合わせする位じゃないと。レースだけの遠征だと、一緒に走るのは結局自分と力の近い選手ばかりです。レースに行くより速い連中と一緒に練習する機会を作った方が近道だと思いますよ。そんなこと言われなくても分かってるって怒られそうだけど・・・

途切れてしまったオリンピックの連続出場をもう一度繋ぐためには、更なるペースアップを図らないと厳しいと思います。もし武者修行に行きたい人がいたら、何人か仲の良いレーザーセーラーがいるので紹介しますよ。

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