山口ウインターキャンプと同じ日程で唐津で行われた全日本420選手権。オリンピアンの吉田夫妻が今年も圧巻の走りで優勝しました。もちろん彼らは420のタイトルが欲しくて出てるのではありません。ユース世代に自分たちの走りを直接見てもらうために出てるんだと思います。この寒い中、次の世代のために自分たちの時間を削って参加してくれるなんて頭が下がります。
総合2位、ユース世代のトップは小泉維吹/松尾虎太郎。韓国から参加しているナショナルチームの面々を抑え、ユースワールド4位の実力を見せてくれました。クルーの虎太郎に至ってはまだ中学生ですからね。末恐ろしい。東京オリンピック世代のホープになること間違いないでしょう。
写真は公式HPから拝借しました。我が娘が所属する葉山町セーリング協会ジュニアレーシングチームからは伊神麻衣/桑野絵里佳が総合14位、女子2位となりこちらもワールドの参加資格を得たようです。おめでとう。この2人も高1と中3のコンビなので将来有望ですね。
この2チームを始め、中村三陽や広島ユースなど多くのチームがブルーブルー420で戦ってくれました。以前も書きましたが、誰が乗っても走る魔法の420なぞ存在しません。たくさん練習して、きちんとチューニングして、しっかり整備したフネが勝つ。ユース世代のボートはそうあるべきなのです。輸入艇だけでなく国産も合わせて、今後いろいろなビルダーの420が増えるでしょうが、一つ一つのレース結果に一喜一憂せず、自分たちの果たすべき役割を果たしていこうと思います。