IMG_4602決勝初日。朝から30ノットの北西風が吹き続け、長い長い陸上待機のあとに結局ノーレースとなりました。自然相手のスポーツだから仕方ないとはいえ、4日間で2日しかレース出来ていない残念な状況です。明日はまたスタート時間を早めるそうなので、長い一日になるでしょう。

ナクラ17は今回のリオデジャネイロ五輪から採用になった、まったく新しいクラスですが、再三このブログでお伝えしているように、急激に盛り上がっている「旬」のクラスであるともいえます。ボートパークには他のクラスから転向してきたメダリストや世界チャンピオンがたくさん。なかでも前回のボルボオーシャンレースで総合優勝を飾ったグルパマのフランク・カマス、そして惜しくも途中で逆転されたテレフォニカのイケール・マルティネスの両名が揃ってここにいるのは凄いことですよ。

イケールは470女子の元世界王者、タラ・パチェコとコンビを組んでいるのですが、注目の予選第1レースでクラッシュをしたらしく、バウに大穴を空けてマリーナに戻ってきました。今日のレースは諦めるのかと思ったら、傷跡にアセトンをぶっ掛けて乾燥させ、速乾のパテをマーガリンみたいに塗りたくって、すぐに海面に戻って行きました。そして第2レースでキッチリ2位を取ってくるんだから驚きです。トラブルに動じないシーマンシップは、さすが地球を何周も回った男だなと。

そして地球の裏側アルゼンチンからは、サンチアゴ・ランゲも出場しています。僕が20年前にスナイプに乗っていた頃の圧倒的な世界チャンピオンであり、憧れのヒーローです。こうして同じクラスでレースができる日が来るとは・・・

アルテミスレーシング所属のはずの彼がなんでオリンピッククラスに復帰したの?と聞いてみたら、なんと息子が49erのキャンペーンをしているから、一緒にオリンピックに出たくなったそうです。親子で一緒にヨーロッパのレガッタを転戦するのが楽しくて仕方ないって。そりゃー夢のある話だ。将来うちの子豚たちがそうなることを想像すると、うーん、遠すぎて何も見えねえw

オラクルレーシング所属のマリー・ジョーンズは娘がナクラのニュージーランド代表を目指していて、父として、コーチとしてずっと付きっきりでサポートしています。まーとにかく様々なキャリアを持ったタレントたちが集まっていて、いわばナクラはオリンピッククラスの中のモスみたいな位置づけになっているんです。だからなんだかすごく居心地がいい。あぁいいクラスを選んだなと感じるんですね。

こんな素晴らしいクラスに日本からの挑戦者が現われなかったら大きな損失だったと思います。よーし世界をあっと言わせてやろうじゃないか。

コメント

コメント(1) “素晴らしきかなナクラ17”

  1. […] 僕が初めてナクラの会場で彼に会ったとき、彼は息子たちの49erキャンペーンについて話してくれました。息子たちと一緒にオリンピックに行くのが夢だと。 […]

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