Time is money

カテゴリー SAILING

ナクラヨーロピアンとモスワールドを終えて激しい肉体疲労と心地よい充実感に包まれています。ハードな1ヶ月だったけど、今回も非常に実り多き遠征になりました。

そもそもこの程度の日程で疲れたなんて言ってると世界のトップには追いつけません。例えばモスワールドで優勝したネイサンは、ヘルシンキで49erのヨーロピアンを終えてすぐにモスワールドに参加し、次の日の飛行機でリオのプレプレ五輪に旅立ちました。それが終わるとすぐにスウェーデンでRC44のレースだそうです。

あんなに上手いネイサンにこれだけタフな日程をこなされたら、他が追いつくのは容易ではありませんね。質の高いヨットレースを誰よりもたくさん経験しているからこそ、世界最高のディンギーセーラーと呼ばれ続けているんでしょう。ホントYBだねぇ。

彼もそうだしニュージーランドのピーター・バーリングもそうだけど、非常に濃密で、しかも上質な時間の使い方をしているなと感じます。タイムイズマネーですから。

ただ一つのクラスの練習とレースを繰り返していても、彼らの持つようなセーラーとしての奥深さと「海力」には敵わないように思うのです。

もちろんそれは彼らが充分な実績と経験を備えているからこそ可能なアプローチの仕方です。誰もがマネできることではありません。その観点ではナクラとモスをかけ持てる僕らはとてもラッキーだし、この組み合わせは必ずどちらにもいい効果をもたらすと確信しています。

そうだ、僕だって出国直前にダブルハンド出たし、帰国したらタモリカップもあるじゃないですか。ネイサンにも負けてない負けてないw

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