国立社会保障・人口問題研究所が、2060年の人口が8674万人まで減るとする「日本の将来推計人口」を公表しました。インパクトのある数字です。このままだと50年後に日本の人口は3分の2になります。少子高齢化の問題が叫ばれて久しいですが、人口がここまで減るとハッキリ言われると、改めて危機感を強く持つべきだと思います。
8674万人というのは、いまから50年前とちょうど同じくらい。そこから50年で1億2千万人まで増えて、次の50年で元に戻る。かのように考えがちですが、実際はそうじゃありません。人口構成比が違います。50年後の日本の人口構成は図のように完全な逆ピラミッド型。65歳以上の高齢者が全体の40%を超えます。社会を支える現役世代1.5人につき高齢者が1人の計算です。これではとても社会保障が成り立ちません。
人口の3分の1を失うことの影響も甚大です。経済規模の3分の1を失うとしたら、ほとんどの企業が潰れてしまいます。外需依存が強まり、国内の産業は空洞化、失業率の増大、さらなる少子化という人口のデフレスパイラルが起きかねません。
これほど確実に来る危機は他にありません。内閣府の機関でなく、少子化対策の省庁を創設するべきです。本当に50年後に3分の2になるなら、じゃあ100年後はどうなるんでしょう?下げ止まる?もう一度増える?いまのままではそんな明るい要素はまったくありません。ある試算では4700万人まで減るとされています。これはもう、経済活動どころか、国体の護持があやういレベル。日本がスカスカになっちゃいます。
決して遠い未来の話じゃありません。2060年なんて、我が家の子供たちはまだバリバリ働いてる年代だし、2100年だって孫が働いています。ヤバイ。このままじゃ本当に絶対にヤバイ。
あぁ歯止めが利かなくなりそうだから、1つだけ声を大にして言わせてください。CO2削減なんてどうでもいいんだよ!日本人ダダ減りするんだから、ほっといてもCO2なんか減るだろうが!そんなしょーもないことに使う金があったら少子化対策に回せ!待機児童をなくせ!子供を産み、育てやすい社会を作れ!なにがチームマイナス6%だ、50年後には人口がマイナス33%なんだよ!!!