IMG_5030昨年義父が急逝してから一年。今日は嫁さんと義母が福岡にお墓参りに行くので、子守の一日です。あえて海には行かず、子供たちと裏山を駆け回って遊びました。

単なる偶然なんですが、ここのところ福岡に行く機会が増えています。どんなに遠く離れても、数年間帰れない時期があっても、僕たち夫婦にとって生まれ育った福岡は特別な町です。それは他の場所と違い、福岡には僕のことを「ヒロキ」と呼ぶ人がたくさんいるからかも知れません。

もちろん家族の中で「ゴトウ」と呼ぶ人はいないので、生まれた時からずっと「ヒロキ」と呼ばれ続け、小中学校の友達からも大半は下の名前で呼ばれていました。高校に入ってヨットを始めると、「ゴトウ」と呼ばれることも増えましたが、まだ半々くらい。

それが大学で京都に行ってからは、完全に「ゴトウ」に変わりました。会社に入っても、仙台に移住してもずっとそう。歳をとればとるほど下の名前で呼ばれる機会は減っていったように感じます。すると福岡に帰った時に「ヒロキ」と呼ばれるのがとても懐かしくて、心地良く響くんですね。

例えばマイケル・ジャクソンのファンはみな「マイケルー!」と声をかけます。誰も「ジャクソーン」とは呼びませんw ああ彼はジャクソン5出身だから、ジャクソンだと全員一緒なのか。まぁでも普通はそうですよね、苗字よりも名前で呼ぶ方が親しみが増すものです。

実は最近また「ヒロキさん」と呼ばれることが増えてきました。凛子のジュニアヨット関係だったり、大志晴人の保育園つながりだったりで。密かに心地良くて喜んでいます。でもそれは、葉山の人たちが馴れ馴れしいからじゃなく、よくよく考えると「ゴトウ」だと家族の誰だか特定できないからなんですね。

そうか、ここに家族ができたから葉山ではまた「ヒロキ」と呼ばれるんだ。京都や仙台では一人だったから「ゴトウ」だったけど。なるほど、だからだ!なんだかスッキリ!

葉山に移住して10年が過ぎ、2人だった家族は5人に増えました。僕たち夫婦にとって福岡が特別であるように、子供たちにとってはここ葉山が特別な町であり続けるでしょう。家族と暮らす町に葉山を選んだ10年前の自分を褒めてあげたい。海があって山があって、娯楽は他に何もないw そんな葉山が大好きです。

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