プリンセスソフィア杯最終日。トップ10の選手だけで行われるメダルレースをボートで観戦しに行きました。ナクラ17の優勝はメダルレースを前にして2位に40点以上の大差をつけた、フランスのビリー・ベッソン/マリー・リウーに決まっていたのですが、メダルレースでも手を抜くことなく1上からグングンと差を広げ、圧巻のダントツフィニッシュで優勝に花を添えました。

昨日の僕たちは絶望的な遅さでしたが、逆に彼らはトップ10の選手の中に入っても異次元の速さを持っています。アップウインドもダウンウインドも。そしてもちろんマニューバリングやホイスト/ドロップもメチャ上手い。特にクルーのマリーのジェネカーホイストは、他のどの男子クルーよりも速くて力強い。いやーバケモノだわ。

僕らはどんなにいいスタート決めても、いいコースを引いてもいい順位を取れませんでしたが、彼らは逆にスタートやコースで多少ミスろうが順位を崩しません。ナクラのような高速艇ではスピードこそが武器であり、ちょこざいな小細工はまったく通用しないのです。彼らの走りのどこに秘密があるのか、和歌子と二人で徹底的に研究しようと思います。いいもの見せてもらいました。

その後、男子470のメダルレースも観戦したのですが、みなさん既にご存じの通り、チームアビームの土居/今村組が2着に入り、スリーボンドの松永/吉田組と肉薄する総合5位と6位という結果に終わりました。決戦の470ヨーロッパ選手権は、6月末にデンマークのオーフスで開かれます。なんとその1週間後に同じ場所でナクラワールドが開かれるので、決着がつく瞬間も現地で観戦できそうです。

470女子も49erもレーザーラジアルもRS:Xも日本チームは全般的に好調でした。その波に置いていかれないように、ナクラチームも頑張らねばよ!

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