キールウィーク2日目。風が弱く、朝マリーナに着いた段階で3時間の延期が示されていました。3時間経っても状況は変わらず、長い風待ちが続き、ようやく出艇してレースが始まったのは午後4時過ぎ。そこから軽風で3レースを行い、10-10-6で暫定9位変わらずです。
久しぶりの軽風のレースで、パルマの最終日を思えばまだ大分マシになったとも言えます。少なくともビリじゃありません。でも望むような順位を取れないのは、まだアップウインドの戦闘力が低いのが最大の原因です。
現在ダントツのトップを走っているのは、ドイツの若手チーム、ポール/カロで彼らもマークのコーチングを受けています。もともと僕らよりはだいぶ速かったけど、今シーズンからまったく違うレベルに急成長しました。彼らの走りは今回のフリートの中では完全に抜けていて、遠目で見てもどれがポールたちか一目でわかるほどバランスが安定しています。
あんなにスピードが違えば、頭を使う必要もありません。僕が国内のモスのレースで前を走れるのと同じです。少々スタートを失敗しようが、シフトを外そうが、スピードこそが最大の武器。逆に前を走れないのはスピードがないからなのです。相手艇にもまれて角度をギスギスとって走ってる時間が長過ぎる。もっと自由に自分のグルーブで走れるようにならないと。
僕らもあのスピードが欲しい!あれが他の競技で言う国際標準のA記録みたいなものです。幸い同じコーチの教え子だから聞きまくって盗みまくってやろうと思います。いまに見てろ。絶対に追いついてやるぞ。