Transat Jacques Vabre

カテゴリー SAILING

2年に一度、奇数年に開かれるダブルハンドの大西洋横断レース、トランサット・ジャック・ヴァーブルが今日スタートします。フランスのルアーブルからブラジルのイタジャイまで、5400マイルを無寄港で走るレースです。

いつも以上にこのレースが注目されているのは、究極の単独無寄港世界一周レース、ヴァンデグローブのスタートを1年後に控えているから。このトランサット・ジャック・ヴァーブルはヴァンデグローブの重要な前哨戦なのです。その前哨戦に向けて、フォイルを備えた新艇が現われ、世界中のフリークを喜ばせました。

20艇がエントリーしたIMOCA60クラスのうち、サフラン、ロスチャイルド、バンクポピュレール、ヒューゴ・ボス、そしてサンミシェル・ヴィアバックの5艇がハイドロフォイルを持つ新艇です。最初に公開されたロスチャイルドの動画は腰が抜けるほどのド迫力!

フォイラーIMOCAは、ダウンウインドでのアドバンテージが大きいそうですが、逆にアップウインドではフォイルが抵抗になり、総合的に新型艇と旧型艇のどちらが勝つかは風次第だとのこと。ただしそれもこのトランサット・ジャック・ヴァーブルでの話で、南氷洋をダウンウインドでかっ飛ぶヴァンデグローブでは間違いなくフォイラーが有利だろうと言われています。

ああフォイラーIMOCA。たまらなくカッコイイと思いませんか?カンティングキールにハイドロフォイル、ツインラダー、そしてデッキスプレッダーと張り出したいろんなツノがセクシーで。特にヒューゴ・ボスの新艇は激烈カッチョイイ。

この黒いハルは、熱を放出する特殊な塗料らしいですよ。そこまでして黒にこだわるところがいい。バウデッキのハニカム模様もメルセデスのロゴもラダーの蛍光色もすべてが手抜きなくクール!たまらん!頑張れアレックス・トムソン!

レースの展開はここからトラッキングできます。

コメント

コメント(2) “Transat Jacques Vabre”

  1. 橘 直美

    こんな映像見て漏らさないでね、そういえばなんか良いものあったね。

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