先週の話になっちゃいますが、イスラエル・ハイファで開かれた470の世界選手権。あらためて動画を見るとロッキング半端ないっす。こんな風でO旗上がっちゃうんですね。僕が乗ってた頃とは、もはや別のスポーツだとすら感じます。
この風でもこれだけフィジカルの要素が高いということは、これより上の風域では言わずもがな。特にクルーには強靭でなおかつ持久力の高い肉体が求められるでしょうね。この時代に生まれなくて良かったw
逆に言えば、技術や道具の差を体力で埋めることも不可能ではないということです。ここ最近の中国勢の躍進は決してこのルール改正と無関係ではないでしょう。東京オリンピックの頃には日本勢にとってかなり手強い存在になっているのではないでしょうか。
かつての470はレーザーや49erに比べて、そこまで体格や体力をシビアに求められないクラスでした。それよりも繊細なセールトリムやバランス、そして道具の開発が重視され、日本のお家芸と呼ばれた由縁でもあります。
でも時代は変わりました。そのことを嘆いてもしょうがありません。新たなテクニックが生まれる過渡期ですから、チャンスは誰にでもあるとポジティブに考えましょう。東京オリンピックを目指す学生470セーラー諸君。今年の江の島インカレで目の覚めるようなロッキングを見せてください。楽しみにしています。
それにしてもベルチャー/ライアン3連覇。ベルチャーは6連覇って、どんだけ〜