1週間前の話ですが、18フッターの世界選手権、J.J.ギルティナントロフィー2012を制したのは、Gotta love it 7チームでした。3年連続4回目の優勝です。
このGotta love it 7のスポンサーは、オーストラリアのテレビ局、チャンネル7で、特にスポーツ中継に力を注いでいます。ザイクはチーム結成当時から継続してウェアサポートをしています。
ヘルムをもつセビ・ジャーヴィンはユース時代からマッチレースなどでも活躍していましたが、ハイパフォーマンススキフの方が性にあっているようで、18フッターで押しも押されぬ王者に成り上がりました。
そうしている間に、マッチレースの世界がマルチハルでかっ飛ぶ勝負へと大きく変わりました。いや、時代がやっと彼に追いついたのか。
マッチレースとハイパフォーマンスは、前回のACを境に融合を始め、化学反応を起こしています。もうこの流れは誰にも止められません。
オラクルのジェームズ・スピットヒルを始め、多くのオーストラリア人がACの世界で活躍していますが、オーストラリア本国からの挑戦シンジケートは長く途絶えています。18フッターからセビ・ジャーヴィン、マルチハルの達人、グレン・アシュビーやダレン・バンドック、世界一のヨットバカ、ネイサン・アウタリッジやトム・スリングスビーなどセーラーのタレントは豊富なんだから、AC45のようにワンデザインの勝負ならオーストラリアは最強チームを結成できるんじゃないかと思います。
ニッポンチャレンジの断念から同じ期間のブランクを過ごしている日本の現状はどうでしょう。たとえシンジケートがなくても、それぞれの分野で世界の頂点を目指して活動を続けることが大事なはず。僕もモスで32ノット出したら、どこか声かけてくれないかなぁ?
チーム7の美しいジャイブを見ながらそんなことを考えました。