ザグレブ空港でレンタカーを借り、隣国スロベニアの首都リュブリャナまで。シースケープ本社で3時間ほどたっぷりミーティングをしました。お楽しみの24は木曜日に試乗する予定です。
出張とは全然関係ありませんが、今日はこの人について語らずにはいられません。アレックス・トムソンがまたまたやってくれました。キールウォーク、マストウォークに続く今回はなんと、スカイウォーク!
アレックスがもともと趣味だというカイトサーフィンをヒューゴ・ボス号で引っ張り、上空100mの高さまで飛び上がります。信じられない。もうここまで来ると、BOSSのスーツに身を包んでることなど誰も気にしないんじゃないかとw
彼ほど一社のスポンサーに長く愛されているレーサーも珍しい。でもその理由もよく分かります。だって勝っても負けても彼はいつも見せ場を作るから。自分の立場とスポンサーの要求をよくわきまえて、ブランドの認知とイメージのアップに貢献してますよ。BOSSのスーツ、欲しいなって思いますもん。
番外編のメイキング映像もありました。
今月のKAZI誌の連載で井田さんも書いてたけど、日本のセーリング界にも彼のようにプロフェッショナリズムに溢れた選手が現われて、メディアを賑わせて欲しいものです。ただレースで前を走ればスポンサーが喜んで、人々の尊敬を集める。そんな時代はもう過ぎ去りました。
マイナー競技が人々の話題になるには、これくらい努力しないといけないんだよってアレックスが教えてくれてる気がします。(みんながこんな無茶しだしたらそれは別の問題になりそうですが・・・)
巨額のお金を投じてACに参戦しても、たとえばリオのオリンピックで日本チームがメダルを獲ったとしても、人々の記憶にどう残るかは、結局のところ「人」なんですよ。少々アクが強かろうが、レースの成績に難があろうが、人を惹きつけるような個性のある選手を大事にして欲しいなと思っちゃいます。
さて、明日はVSRだ。