朝10時に本日のレースは行わないと発表され、そのままクラス協会の総会に移りました。さぁ大勝負です。モスワールドは2014年がイギリスのヘイリングアイランド、15年はオーストラリアのソレントで行われることが決まっています。今回の最大の議題は2016年の開催地です。立候補地はアイルランド、イタリア、アメリカ、スイス、そして日本。壇上に出てプレゼンをするなんて、生まれて初めての経験です。しかも英語で。気分はもう滝川クリステル。
緊張するかと思ってたけど、先日の実況中継で慣れたのか、意外に普通に喋れました。オリンピックが日本に来るんだから、モスも日本でやろうよ。もう既に最後の銚子ワールドから12年も経ったんだから。最高のレース環境を約束するよ。まーそんなようなことをツラツラと10分くらい喋りました。手応えはバッチリです。
そして挙手による議決では、最多得票を獲得!自分のプレゼンで世界中のモス乗りが日本に手を挙げてくれたのには興奮しました。これで決まった!と思ったのですが、残念ながら書類審査も行われることになり、最終決定は年末頃になりそうです。ライバルはスイスのシルバプラナですが、現状は日本が圧倒的に有利。キッチリ書類を作り込んで、最終審査に臨みます。
ちなみに場所は古谷さんと2人でいろいろ考えた結果、葉山しかないという結論になりました。いまやモスワールドは数あるディンギーの世界選手権の中で最も華やかな祭典です。最低でも70-80艇の参加があるでしょう。交通の便、施設の広さ、宿泊、そしてもちろん風の条件。いろいろ総合的に考えたら葉山が最適ではないかと思っています。時期は5月後半。梅雨に入る前で暑過ぎず、寒過ぎず、風はほど良く、新緑がキレイで、しかも台風のリスクが少ないからです。
いやー面白くなってきました。ぜひ頑張って実現させたいと思います。
モス協会長としての大仕事を終え、午後は古谷さんがラダーの修理をしてくれてる間に、僕はAmacから借りたラダーをテストするためにセーリングしてみました。するとハッキリと分かったのが、借り物じゃなく自分のラダーの方がいいということ。それが分かっただけでも海に出た甲斐がありました。さぁ残り2日、頑張ろう。