今年の11月6日にスタートするヴァンデグローブ2016に、海洋冒険家の白石康次郎さんが参戦を表明しました。単独無寄港世界一周レースであるヴァンデグローブは、最も危険で、最も孤独なヨットレースです。白石さんはまだ要件を満たしていないので正式エントリーになっていませんが、ぜひ順調に準備を進めてスタートラインに立って欲しいと思います。
昨年の大西洋横断レース、トランサット・ジャック・ヴァーブルでは、5艇のフォイラーIMOCAが話題をさらいました。しかし終わってみればヴァンデグローブに比べて遥かに短いこのレースで、5艇中4艇がリタイアと、信頼性にはまだ大きな疑問符がついています。
この動画を見れば、そりゃあ誰だってフォイル付けたくなるでしょう。このサルヴァドール・ダリの口ひげのようなフォイルが生み出す揚力で、8トンある艇体がほとんど飛んでいるんですから。ノンフォイラーに比べればスピードの差は歴然です。
でもヴァンデグローブの場合、速いから使うと決められるほど単純ではありません。単独無寄港、さらに無補給のレースなので、トラブったフネを近くの港に寄せて修理することもできなければ、専門家の意見を聞く事すら禁じられているのです。
前回は大会史上に残る激戦でしたが、今回はフォイラーがトラブル無く走れるのかどうかで、レースの順位は大きく変動するでしょう。禁断の果実を手に取るのか否か、レース前から各選手の決断に大きな注目が集まっています。個人的には、やっぱりヒューゴ・ボスにかっ飛んでもらいたいですね。
アミーゴ!
白石さんとは数年前に博多で会って今回の夢実現を話し会ったが…。
まだ正式なエントリーになってないとは、厳しい世界だよな❗️
絶対に準備してスタートラインを切れるように応援しような!(◎_◎;)
たぶん大丈夫。彼はタフだから❗️
昨日発生しました熊本地震により、甚大な被害を受けられた皆様に、謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。