ようやく晴れ間が覗いた今日の蒲郡。でも残念ながら風は期待したほど上がりません。蒲郡といえば強風というイメージですが、どうやら今大会は微風レガッタになりそうです。
ただし弊社には強烈なブローが吹き続けています。ここでの売上も予想以上ですが、全国の代理店からの受注やオンラインも絶好調。風が吹くと桶屋が儲かりますが、寒くなるとザイクが・・・ですなぁw
ブラジルのロバート・シェイドがオリンピックキャンペーンからの引退を発表しました。5つのオリンピックメダルを持ち、レーザーの世界選手権を9回、スターの世界選手権を3回制したスーパーセーラー。地元リオのオリンピックは惜しくも4位でしたが、2020年の東京は49erで目指すと発表して世界を驚かせました。
1973年生まれの44歳。僕と同い年です。ついにこの日が来たんだなと感慨深いものがあります。プロアスリートで残るはイチローくらいかな。
とはいえ彼はもちろんセーリングを止める訳ではありません。同国のもう一人の英雄、トーベン・グラエルがボルボオーシャンレースで活躍したように、彼もビッグボートできっと名を馳せるんじゃないでしょうか。とりあえず長い間おつかれさまでした。貴方は僕の憧れでした。
昨晩で嫁さんと晴人が葉山に帰ってしまい、今日からザイクテントはワンオペです。あいにくの雨模様でみんな大屋根の下に集まっていることもあり、朝から晩まで休む暇がありません。この天気の恩恵を唯一受けている男と言えるでしょう。
日本開催でありながら、オリンピックと違う海面で行われる今回のワールドカップ。そのこともあってか、エントリー数は予想を下回りましたが、それでも39ヶ国から284人のセーラーが集まりました。そのうちオリンピックのメダリストがなんと12人。コーチ陣にもそれ以上のメダリストが居るので、これほど多くのメダリストセーラーが日本に集まるのは史上初に違いありません。
初日から何度もザイクテントにやって来て、舐めるようにザイクを物色していく中国人の彼。聞けばなんとRSX江の島ワールドのチャンピオン。わお!
お祝いに僕とお揃いのナイマラフーディーをプレゼントしたら、少年のように喜んでくれました。そのあとビックリするほどあれもこれも買っていくチャンプ。これが噂の爆買いかw
身長も僕と変わらないし、細いし、ザイクはSサイズの彼がRSXのワールドで勝てるなら、体格は言い訳にならないですね。レーザーの金メダリスト、トム・バートンも身長は僕と変わらないし、今年の49erのワールドチャンプ、ディラン・フレッチャーも僕より小さい。言い訳を考える暇があったらトレーニングしろってことですね。はーい、頑張ります!
久しぶりにザイクマンが現われました。なんと今回はザイクウーマンもw
ワールドカップ会場の蒲郡に入りました。7月に来た時は工事中だった大屋根も完成し、既にいくつかのチームは練習を開始しています。
移動中にふと立ち寄った豊橋の工具屋さんで、垂涎の光景を目にしました。マキタマキタマキタ!
電動工具といえばマキタ。ドリルやインパクトドライバーはもちろん、同じバッテリーで丸鋸やグラインダー、果てはラジオやコーヒーメーカーまで揃う脅威のラインナップを誇ります。シリーズの他の製品をバッテリー無しで購入するとお得なので、気づけばどんどん増えていくマキタ連鎖を引き起こす恐ろしい増殖力。
それでも男という生き物は、マキタを愛して止みません。きっと女性には理解できない、でも男には我慢できない魅力をマキタは備えているのです。あ〜マキタのルンバ欲しいw
いよいよ来週はセーリングワールドカップ蒲郡大会が開幕します。各国の選手団に貸し出す5艇のVSRのうち、今日は3艇を積み込み。うち2艇はリハーサル通りに2段ラックを使っての輸送です。
積めると分かってはいたけど、それでも緊張の連続でした。いろいろと無理を聞いていただいた、葉山新港の佐野ハーバーマスターのおかげです。ありがとうございました。
無事に積み込みを終え、僕も夜の新幹線で蒲郡入り。明日から準備作業を始めます。
ハイエースとトレーラーに420を積んで、霞ヶ浦へ向かいました。土浦第一高校と土浦日大高校の同時納艇です。カスタムカラーのベリーライトブルーとピンクのデッキが眩しい!
せっかくなので生徒たちと一緒にマストを立ててフィッティングの講習。マストを真っ直ぐ立てるための手順。横から見たスプレッダーアングルのチェックの仕方。レーキとプリベンドの簡単な測り方などなど。キラキラした目で、「毎日ブログ見てます!」と言ってくれる高校生セーラーが可愛くて仕方ありません。セーリングを続けて将来はモスで一緒に遊ぼうね。
それにしてもお昼に食べた、田んぼの真ん中にある鰻屋さんの美味さにビビりました。みなさん、来年の茨城プレ国体では、「鰻の山中」を要チェックですぜ。ラクスマリーナのすぐ近所。マジ美味いっす。
無事にマストが立ったら、空になったトレーラーを牽いて木更津マリーナへ。VSRを積み、アクアラインの大渋滞を耐えて、なんとか一日を終えましたとさ。疲れた・・・