昨日の夜からのどの痛みと発熱あり。どうやら風邪をひいたっぽい。
思い当たる節ならいくらでもあります。冬から夏に来て、また冬に戻って夏ですから。体がビックリしてるんでしょう。しかもその間に3,000キロくらい走ったし。41歳厄年。疲れてない訳がない。
ただ今日は困るんです。今日はモスワールドの余興イベント、バンギン・ザ・コーナーズカップの日。165艇のエントリーの中から選ばれた20艇が、クラブの目の前の海面で超ショートコースを回る勝ち残り式のイベントです。3年前に続き、今回もまた選ばれちゃいました。
僕以外のメンツ、凄いですよ。
- ネイサン・アウタリッジ(アルテミス、2014ワールドチャンプ)
- ピーター・バーリング(ETNZ)
- ジョシュ・マックナイト(2012ワールドチャンプ)
- スコット・バベッジ(2012ワールド2位、モス協会長)
- ボラ・グラリ(ルナロッサ、2013ワールドチャンプ)
- トム・スリングスビー(オラクル、ロンドン五輪レーザー金メダリスト)
- ロブ・ゴフ(2013 OZナショナルチャンプ、肉団子)
- ポール・グッディソン(アルテミス、北京五輪レーザー金メダリスト)
- クリス・ドレイパー(ルナロッサ)
- グレン・アシュビー(ETNZ、2014 A-catワールドチャンプ)
- アンドリュー・マクドゥーガル(A-mac, 教祖様)
- カイル・ラングフォード(オラクル)
- ディーン・バーカー(ETNZ)
- ブレア・テューク(ETNZ)
などなど、セーリング界の才能を全部集めたくらいの豪華なメンバー。そこにヒロキ・ゴトーですからね。意味が分からんw 誰が投票してくれたのか知りませんが、選ばれたからには頑張ろうと、むしろワールド本番よりも楽しみにしてたくらいのイベントなのです。風邪ひいたごときで諦めるにはもったいない!
薬を飲み、大量の水を飲み、大量の汗をかき、ずっとベッドでうなされながら午後4時からの勝負の時を待ちました。午後3時に起きたら、だいぶスッキリした感じ。よし、これなら行ける。
参加艇は半分にグループ分けされ、1レース毎に後ろから2艇ずつ排除されていきます。第1レース、気合い十分でスタートし、3位で下ゲート回航。上りで4艇ほどかわされましたが、7位でフィニッシュして次へ。ディーン・バーカーは早くも脱落です。さよならディーノ。
第2レース。下ゲート回航時にオーバーヒール沈してしまい、一気に脱落圏へ。でも上ゲートで教祖A-macが沈し、そのおかげで6位フィニッシュ。スコット・バベッジとA-macが脱落。
ああ楽しい。こんな連中と25ノットで突っ走りながらジャイブを牽制しあうなんて、アドレナリン出まくりで、さっきまでベッドで寝てたことを忘れちゃいます。
第3レース。このレースを勝ち抜けば決勝グループです。スタートばっちりで1マークをトップ。そのまま下ゲートもトップ。でもラフでちょっと煽られてバランスを崩し、その瞬間に2艇カモられちゃいました。この連中を相手に隙を見せたら、一瞬でやられます。それでもなんとかピーターの前を切って4位で上ゲートを回る、ってところでオーバーヒール沈。6位敗退となってしまいました。残念だけど、体調を考えると仕方ない。期待以上の役割は果たしたでしょう。
決勝はネイサン対ジョシュで、おおかたの予想を裏切りジョシュ・マックナイトが優勝しました。僕らがナクラを売ってもらった、あのジョシュです。おめでとう!
すごく面白い動画も撮れたし、きっと大会側でまとめて近日中にアップしてくれると思います。僕はもう疲れちゃって、宿に帰ってまた即死でした。