ついにヤンマーモスワールドが開幕しました。それに合わせて今日は伝説のセーラー、ラッセル・クーツが会場へ。その興奮は夜のレセプションパーティーまで続きました。

ずっとこの日のために準備をして来たので、パーティー開演の和太鼓の演奏で涙が溢れてしまい、どうにも止まりません。人もいない、お金もない、なんにもない日本モス協会なのに、たくさんのスポンサーやサポーターがこの大会を手伝ってくれて・・・懸命に太鼓を叩く高校生たちの姿から感謝の思いが込み上げて、スピーチ前だというのに泣けて泣けて。本当に素晴らしいパーティーでした。全員に楽しんでもらえたと思います。

この会見とパーティーを終えた時点で長い大会準備は終わりました。ここまで関わってくれたすべての方々に心より感謝します。ホントつくづく幸せものです。さぁ残るはレースだ。トップ10目指して頑張ろう。

全日本モス最終日。文句ない風の中で4レースを行い、12-12-12-10で総合9位でした。6位に梶本くんがいるので全日本4連覇ならず。残念。

1レース目のスタート5分前に、リグテンションのターニングが切れてしまい、沈させて応急処理してる間にスタートに大きく出遅れ。そこからなんとか12位まで挽回したものの、次のレースからは今度はバウメカが最大ギアのまま回らなくなってしまい、思うような走りができずに苦しい一日でした。

ま、ワールド前にトラブルが出たのは逆に運が良かったと考えるべきかな。梶本くんは1988年、13歳の時に初優勝して以来なんと28年ぶりの優勝です。メディア的にも美味しいし、ここは譲ってしんぜよう。ワールドでは負けないようにしないと。

海上では今日だけで150名以上の方々にレースを観戦していただき、とても喜んでいただきました。レース後にはデラマンチャヨットクラブの方々に盛大なBBQパーティーを開いていただき、こちらは選手に大変喜んでいただきました。レースには負けたけど、これだけみんなに喜んでもらえて幸せです。明日はトライアルレースですが、僕は公式記者会見と開会式で、一世一代の大仕事。ビシッと決めてきます。

ワールドの前哨戦になる全日本モス2016が開幕しました。初日の今日はあいにくの軽風で、陸上待機のあとようやく飛べる5-6ノットの風で1レースのみ行われました。

実は今回、オーストラリアの知人のフォイルをたまたま預かっていて、それが軽風用のビッグフォイルだったから、風が弱かったら使わせて欲しいと頼んでいたんです。その返事がようやく昨晩来て、使えることになったので、朝一でフォイルをつけかえて望みました。そしたらまぁ飛ぶ飛ぶ！

いままでとても飛べないと思っていた風域や艇速でも楽に飛ぶので、非常に楽にレースを展開することができました。4位フィニッシュですが手応えはもっと上です。っていうか、早く買っとけば良かったなw

このレース当日の朝に、人のフォイルを借りて付け替えちゃえるのがモスの魅力なんです。フォイルに計測項目なんかありませんからね。ウォズ、ありがとう。

さぁ明日はいい風が吹きそうです。スタート時間を早めて4本やる予定。全日本4連覇目指してぶっ飛びます。

ようやく長い準備期間が終わり、あとは明日からの本番を残すのみとなりました。いろいろと不安や反省はあるけど、それでもまぁよくここまで来たなと思います。いい風が吹きますように！

多くの方々のご協力のおかげで、会場の装飾がまた一段と進みました。レッドブルのテントが立ち、バナーや国旗、スポンサーボード、ステージなど、いつもの葉山新港がどんどんワールド会場らしく様変わりしていきます。ずっとこの光景を頭の中に描いてきた僕にとって、それが現実のものになっていく行程は楽しくて仕方ありません。

きっとこのモスワールドは日本のセーリングの歴史を変えるイベントになりますよ。観覧艇の予約が殺到していて、既に350名を超えています。23日の記者会見も予想以上に多くのメディアが集まるようです。こんなヨットレース、これまで無かった。みなさんにそう言ってもらえるように、最後まで全力で突っ走ります。

世界中のモス乗りに葉山の素晴らしさを知ってもらいたいと思って誘致したモスワールド。こんな絶景の中でフォイリングしたら、嫌でも僕の思いは伝わるはずです。葉山は最高だよ。

この季節には珍しく20-25ノットの北東が吹いていて、トラブル艇も（日本人を中心にw）ちらほら見受けられます。なんでこんなにいい風が吹いてるのか良く分からないけど、どうも週末まで続くらしい。ってことは全日本は強風シリーズになるのかな？あんまり事前に吹いちゃうとワールド本番に取っておいてよと言いたくなります。

終日雨が降り止まず、肌寒いくらいの一日でしたが、モス乗りたちはそれでもフネをいじくり回し、あわよくば海へ出ようと隙を窺っています。これでこそモスワールド。変態どもの品評会みたいなものですよ。午後6時から出艇していきましたw

僕らは相変わらず準備に駆けずり回っています。我が社はもう開店休業状態・・・もう少し、もう少しでゴールが見える！

ついに今日からヤンマーモスワールドの公式日程が開幕しました。といってもまだアーリーアライバルですが、ボランティアスタッフも入っていただき、今日から2週間、葉山新港はモスワールド一色です。

この大会は2020までに続く7つの世界選手権の初回イベントでもあります。なんとしてでも華々しく成功して、後に繋げたいところです。

一週間後の23日にはワールドが開幕します。そしてその日、実は逗子マリーナで公式記者会見を開き、スペシャルゲストとしてラッセル・クーツも招いています。これはタイトルスポンサーであるヤンマーとオラクルUSAの強力なパートナーシップがあるからこそ実現した企画です。ラッセルにレース観戦してもらい、その後は選手たちとの交流も予定しています。

もともとハワイで古谷さんと酒を飲みながら思いついたモスワールド誘致がどんどん膨らんで、伝説のセーラー、ラッセル・クーツまでも関わるイベントになるなんて、何かに導かれたかのような、できすぎた話しです。きっと僕はこのモスワールドを開催するために、ここまでセーリングを続けて来たのでしょう。ここまできたら、やるだけです。

素晴らしい北風に恵まれた日曜日。片付けないといけないことはたくさんあるけど、しばし忘れて気が済むまで飛びまくりました。速い！メチャクチャ速いじゃんすか我がくれない号！

恐らくメインフォイルの迎角を1度減らしたのが一番大きな違いでしょう。そして5cmカットしたマストもジャストフィットしてすごくいい感じ。

そしてもう一つ、今日初めて試したもの。アヴレア！！！これは強烈です。信じられない。モスに乗ってるのにウェアが乾いてるなんて、なんたる革命。これはセーリングウェア、いやマリンスポーツウェア全般に巨大なインパクトを与えるとんでもない新商品です。

実は出艇前には北風15ノットとちょっと肌寒かったので、トップスだけにしようか悩みました。でも寒かったら戻って着替えればいいやと上下アブレアで海に出てみたんです。そしたら全然寒くない。あんなに薄いのに。あんなに軽いのに。

やっぱりウェアが濡れてないって全然違うんですね。風に吹かれると表面の細かい水滴もすぐに飛んで、あっという間にカラカラに乾いてしまいます。そうするともう吹いてる中でセーリングしてるとは思えないほどカラダも乾いて快適なことこの上なし！！

これまでザイクのウェアには何度も驚かされてきましたが、間違いなく最大の驚きでした。アヴレアはこのスポーツを大きく変える、まさにゲームチェンジャーです。価格や発売時期は未定ですが、決まり次第またここでお知らせします。

フネもウェアも絶好調で言うことなしの幸せな一日でした。神様ありがとう。幸せ気分で高級ディナーへw