Super MACIF!

カテゴリー SAILING

単独無寄港世界一周記録の更新に挑戦するフランソワ・ガバーのMACIFが、アフリカ大陸最南端の喜望峰を越えました。スタートから11日20時間10分。これは現在の記録を持つSODEBOの記録より速いだけでなく、なんとフルクルーでの記録を持つIDEC SPORTSよりも1日速い展開です。

昨日はデイラン851マイルという新記録を打ち立てました。24時間の平均がなんと35.4ノットという驚異的なスピードです。

公式サイトでは現在位置やSODEBOの記録との差はもちろん、直近の24時間でフランソワが何時間寝たとか、何回ウインチを回したなんていうデータも見ることができます。世界一周の挑戦をこうして身近に感じられるなんて、ホントすごい時代になったものですね。フランソワの記録更新に世界中の注目が集まっています。

DAME 2017

カテゴリー BUSINESS

アムステルダムで開催されているMETS 2017(マリンイクイップメントトレードショー)にて、ザイクの新しいオーシャンギアレンジ、アイソタックXがデザイン大賞を獲得しました。昨年のアヴレアに続き、2年連続の受賞です。

以前にも少し触れましたが、このアイソタックXはボルボオーシャンレースに参戦しているアクゾノーベル、東風チームと共同開発した究極のオーシャンギアで、アイソタックオーシャンはこのXに置き換わります。最大の特徴は簡単に取り外し、交換が可能なアダプティックフード/バイザーシステムです。これだけで赤道から南氷洋までの幅広いコンディションに対応可能。

そして目立たないけど大きな役目を果たすのが、独自開発した全く新しいレジシール。従来のラテックスシールが持っていた「肌に張り付く」「苦しい」「紫外線ですぐ劣化する」といったマイナス要素を全て覆す画期的なネック/リストシールです。レジシールは耐紫外線性能がラテックスシールの10倍以上と圧倒的で、従来品のように肌を締めつけず快適な着心地でありながら、水の浸入を完全にシャットアウトします。

他にも闇夜のデッキ上やコクピット内でも、自分の存在だけでなく、どちらを向いているのかまで相手に知らせるバイオモーションリフレクターや、荒天時の視界を倍に広げる、ポリカーボネイト製で取り外し可能なハイドロビジョンバイザーなど、画期的なアイディアが随所に盛り込まれています。アクゾノーベルチームのスキッパー、シメオン・ティエンポントも洋上でのパフォーマンスに大満足のようです。

ボルボ参加7チームのうち2チームのオフィシャルサプライヤーを務め、スキャリーワグチームに至っては供給ではなく購入してザイクを着ているので、実にボルボセーラー全体の42パーセントがザイクを着て世界一周に挑んでいる計算になります。もちろんこういったトップエンドの商品で発生する技術革新は、普及モデルの商品にも今後活かされていくでしょう。ディンギーから始まったザイクのイノベーションは、オーシャンセーリングの世界でもとどまるところを知りません。

KANAKA沖縄

カテゴリー BUSINESS

12月に沖縄で開催される国内唯一のSUP外洋ダウンウインドレース、KANAKA沖縄2017のスポンサーとして、大会ロゴを入れた特製アヴレアパドルシャツを準備中です。

国内でトップレベルのパドラーしか参加できないタフなレース。参加する皆さんに喜んでもらいたいという一心で、額に汗しながらプリント作業を進めてます。タクジさん、もうちょっと待っててくださいね!

ボルボオーシャンレース第2レグの艇団はドルドラムをものともせずに赤道を越えました。赤道越えといえば、怒れるネプチューンが現われる恒例のイベントです。

初めて赤道を越えるセーラーは、海の神からの容赦ない辱めを甘んじて受けなければならない掟なのです。たとえオリンピックの金メダリストだろうが、ワールドセーラーオブザイヤーだろうが関係ありません。数日デッキ上に放置されたフリーズドライの残飯を頭からかけられたり、逆モヒカンに頭を刈られたり。

真剣にレースを戦いながらも、ネプチューンの衣装は積んであるんですね。こういう人間味の溢れるシーンは観てる方も楽しいし、単調な生活になりがちな選手たちにも必要なイベントなんじゃないかと思います。やられたくはないですがw

赤い彗星

カテゴリー PRIVATE

久しぶりに衝動買いしちゃいました。Lilyカメラに騙された仲間のサンちゃんが遂にドローンを手に入れたとの知らせで、同じものを思わずポチッと。最高時速60キロ、バッテリー持続時間25分、フォローミー機能搭載っていうのがいいね。

いきなり海に持っていくのは勇気がいるから、とりあえず近くの公園で練習してみよう。そんなヒマがいつあるかは知らないけどw

油断大敵

カテゴリー SAILING

国内6艇目のワスプを手に入れた須貝くん。絶好のコンディションで人生初のフォイリング。カメラに向かってガッツポーズ!したと思ったら・・・?

最高の笑顔が見られて、こっちも幸せな気持ちになりました。ごちそうさま。ようこそ蛾地獄へ。

お久しぶりのゴトウランド。卒園してもう4年も経つのに、いまだに仲のいい保育園仲間たちと。2年前にバキッと折れたソファーは、補強したのでもう大丈夫です!

いや〜酔っぱらった、ゴトウランド最高。

SOTY 2017

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今年のROLEXセーラーオブザイヤーは、女性がオランダのマリット・ボウミスタ、そして男性はニュージーランドのピーター・バーリングと発表されました。その知らせを両親からのメールで初めて知ったピーターの模様です。

リオ五輪でダントツの金メダルを獲得し、その9ヶ月後にはバミューダでアメリカスカップ圧勝。さらにその5ヶ月後にはボルボオーシャンレース参戦で大西洋を走ってるんだから、化物ぶりに拍車がかかってますね。これでまだ26歳ですよ?

240艇が集まったモスワールドにも、レース直前にフラッとやってきて、借り物のモスにTシャツ短パンで乗るような状態から最終的に2位ですからね。あと数日早く現地入りして練習してれば勝てたんじゃないかな。神だな、もはや。

それにしても、なんでピーターだけなんだ?ブレアは?すごい不思議。

大航海時代

カテゴリー SAILING

日本もレースシーズン真盛りですが、大西洋も凄いことになっています。11月1日にグラン・カナリアをスタートしたミニトランサット第2レグの約80艇が、カーボベルデを回ったばかり。そこにボルボオーシャンの第2レグ艇団と、TJVの100フィートトライマランが突っ込んでいきます。

ミニトランサット
ボルボオーシャンレース
TJV2017
マシフチャレンジ

さらにその数百マイル前方には、昨年トマ・コヴィルがソデボで樹立した、単独無寄港世界一周記録の49日を破ろうとフランソワ・ガバーがマシフで突っ走っています。いまのところ新記録ペースからは少し遅れていますが、まだその差は半日もありません。外洋レースの超新星フランソワの偉業達成にも要注目です。

5年前のヴァンデグローブでフランソワと死闘を演じた末に2位、そして昨年はアレックス・トムソンを下して悲願の初優勝を遂げたバンクポピュレールのアルメル・ルクレアシュも100フィートトリマランを進水させました。

世はまさに、大航海時代!

開頭手術

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僕のモス、最近どうもまたワンドの動きが渋いし、ハイトコントロールもおかしい。出艇してから徐々に高さが低くなっていくんです。きっとまたコネクションロッドが曲がってるんじゃないか?

古谷さんに相談したら、「よし、切ろう」と即答。もう切りたくて仕方ないみたいだから切ってみました。バウデッキをパカッと開いたら、ワオめっちゃ曲がってる!そら調子悪いはずです。よくこんなんで全日本勝てたな・・・

すぐに古谷さんがこのステンパイプと同じ内径のカーボンパイプを発注してくれました。さらにその外に二重にカーボンパイプで補強するので、もう二度と曲がらないはず。4年も乗るとさすがにいろいろガタが来ますね。ま、乗り手もガタガタだから丁度いいかw

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