香港からの刺客

カテゴリー SAILING

週末のモスウインターレガッタ参戦のために、香港からロブ・ペイトリッジが来日しました。当然のように自艇をハンドキャリーで持ち込みです。

香港では練習相手がいないのと、昨年のモスワールドで葉山を気に入ってくれたのが今回の参加に繋がりました。ガルダワールドでは、僕と同様に予選でトラブルに見舞われてしまいシルバー落ちしましたが、なかなかの実力者なことは間違いありません。フネもフォイルも同じ、身長も体重も同じパートナーを得たので、僕も今週はチョコチョコ練習したいと目論んでおります!業務の一環として!キリッ

凛子の最終選考会通過は喜ばしい限りですが、それにより困った問題が発生しました。モスワールドです。

もともと来年のモスワールドは5月と案内されていました。それがガルダワールドの直前に、突然3月末に変更されたのです。そしてOPの選考会は2月と聞いていたのに、こちらも結局例年通りの3月に変更になり、見事にバッティング・・・

バミューダか別府かと問われれば、そりゃバミューダ行きたいですよw でも、モスか凛子かとなればねぇ。モスを選ぶ訳にはいかないじゃないですか。

ま、うれしい誤算ということで、来年のモスワールドはお休みします。たまには娘に父親らしいことをしてあげよう。さらばバミューダ。そして別府よこんにちは。

涙の切符

カテゴリー SAILING

3日間の戦いが終わりました。2日続いた超微風戦のあと、最終日にドン吹き。大荒れの海面に木の葉のように翻弄されながら、それでも懸命にフィニッシュを目指す子供たちの姿は胸を打つものがありました。

リンコは上マークにタッチしてしまい、あの風と波の中でペナルティーターンを履行しながらのバウ沈。そこからはまともに走れなくなり、DNFとなりました。フィニッシュできなかったこと、自走して帰れなかったこと、そしてきっと選考レースも逃してしまったという落胆で、僕の顔を見た途端に大粒の涙を流すリンコ。

僕も泣きそうになったけど、グッと堪えて、「成績なんかどうでもいい。リンコはお父さんがOPを通じて学んで欲しいことを全部学んだ。成績は良い時も悪い時もあるけど、学んだことはずっとリンコのものだ。お父さんもお母さんも誇らしいよ。」と伝えました。

本当に彼女は良く頑張りました。スタートを失敗しても、コースを外しても、最後まで諦めずに集中して、良く風を見て順位を上げてきました。あの頑張りが功を奏して、最終成績は140艇中の34位。目標だったNT選考会への切符を手に入れました。良かった・・・

中学に入ってから、身体的にも精神的にも成長のペースが格段に速くなった気がします。もう立派なレディーですね。僕たちのかわいいリンコでいてくれるのも、あとほんの僅かなのかな。3月まで残り僅かなOPライフを娘と楽しみたいと思います。

非常に困難なコンディションの中、大会を事故なく成立させてくださったレース委員会、夢の島ヨットクラブ、東京都練、そしてOP協会の方々、ありがとうございました。期間中はなにも公式な立場でないにも関わらず、いろいろと勝手な意見を述べて申し訳ありません。いい大会にしたい思いはみなさん同じなはずなので、どうかご容赦いただければと思います。

迷惑かけついでにどうしても最後に言いたい。ごめんなさい。閉会式の成績発表は下位からにしてください。お願いします!小学生の部や女子の部などの発表を下位から始めて、総合は最後に回してください。できれば選考会に進む40人は全員名前を読んで欲しい。そして総合優勝をクライマックスで発表してください。どうかお願いします。

成績発表がいきなり総合優勝からだったのには、膝から崩れ落ちそうなほど落胆しました。去年の全日本OPでも同じことを書いたし、FBでも発信しました。たくさんの賛同をいただき、来年は繰り返さないように引き継ぐと言っていただいたのに、また同じだったのが残念でなりません。日本の表彰のスタンダードを変えたいんです。みなさんどうかご協力ください。

最後に優勝した嶋倉照晃くん、そしてご家族の方々、見事な走りでした。お父さん、長い苦労が報われましたね。尊敬します。おめでとうございました!

リンコスター!

カテゴリー SAILING

OP全日本初日は風に恵まれず、黄色グループが2レース、赤グループは1レースのみの成立となりました。

リンコは1レース目に爆死して49位取っちゃいましたが、2レース目が12位なので明日から緊張がほぐれていいレースをしてくれるんじゃないかと期待してます。

デイリーセーリングの中嶋さんが、リンコだけのスペシャルムービーをプレゼントしてくれました。あーざーーーす!!!

OP全日本開幕

カテゴリー SAILING

凛子の最後のOP全日本で若洲にやって来ました。目標は選考会に進める40位。親も泊まり込みで全力サポートします!

蓋しまーす

カテゴリー SAILING

ついに蓋をします。来週末レースなんだけど、間に合うかな・・・

エミレーツチームニュージーランドが唐突に次回AC採用艇のAC75コンセプト映像が発表。モノハルなのにフルフォイラーという噂は本当でした。

なんじゃこりゃ?お世辞にもカッコイイとは言えませんね。

発表によると75フィートのモノハルでありながらキールは無し。その代わりに2枚のカンティングTフォイルが装備されています。風下のフォイルで飛び、風上のフォイルでヒールを起こすそうです。沈してもフォイルの重量で復元可能だって?ホントかよ。

動画ではリグについて言及がありませんが、ハードウイングではないらしい。毎日クレーンで倒さなくてもいいような画期的なアイディアを計画中とのことなので、恐らくソフトウイングなんではないでしょうか。しかもリーフできるタイプ。先日ミニトランサットでARKEMAが採用していましたね。

それにしてもこれ、とんでもなく金かかりますよ。ハルデザインはオープンだって言うし。こんな荒唐無稽なアイディアを具現化しようと思ったら、構造計算やCFDいくらやっても足りないはず。フォイルの重さ何トンになるんだ?

ルナロッサのデザインチーフ、ダン・ベルナスコーニは、「フォイルタックやフォイルジャイブもスムーズにできて、前回のAC50と同等のパフォーマンスが期待できる」って言ってますけど、だったらAC50でいいじゃないかとw

次回ACボートはでっかいモスになるなんて冗談言ってたけど、冗談じゃなくなりました。ウチの嫁さんはあの突き出したフォイルが「ポニョの足にしか見えない」そうです。ホントにこんな冗談みたいなヨットが飛ぶのかな?

BOSS AGAIN

カテゴリー SAILING

アレックス・トムソンがメインスポンサーであるヒューゴ・ボスとの4年契約を更新したと発表しました。2020年の冬にスタートするヴァンデグローブで、悲願の初優勝を狙います。

彼はレースでの成績だけでなくメディア露出も含めて、世界最高のプロセーラーじゃないでしょうか。もし僕がスポンサーだったとしても彼にお金出しますもん。前哨戦でフネを沈めても、トップ快走からフォイルを折っても、決して泣き言を言わず、ポジティブに前へ突き進む姿勢は心から尊敬できます。43歳だから、1つ年下なのか〜!すげえな。負けてられないわ。

最後の練習

カテゴリー PRIVATE

今週末は全日本OP前の最後の練習。葉山ジュニアは中学一年で強制的にOPを卒業となるので、凛子にとって最後の全日本となります。最後くらいしっかり見届けてあげたいとの親心で練習につきあいました。決してモスが入院してるからという消極的な理由ではありませんw

始めた頃を思い返せば、本当に上手くなったなと感心します。強風でも全然ビビらなくなったし。まだまだ突っ込みどころは沢山ありますが、きちんとテーマを持って海に出てるし、負けん気もけっこう強いので、きっと凛子はOPの次のステップで花開くんじゃないかと。これは親の欲目でなくそう思いますね。ここまで育ててもらった指導者の方々に感謝です。

来週の後半は夫婦で全日本OPに全力投球いたしますので、ショップは臨時休業となります。どうぞご了承くださいませ・・・

手術経過

カテゴリー SAILING

愛艇のバウを貫通する、曲がってしまったステンレスパイプを切りとり、カーボンパイプに交換しました。簡単に見える作業のようで、実はかなり手が込んでいます。

バウからセンターケースへ貫通するステンレスプッシュロッドの直径は3ミリ。これを内径3ミリ外形5ミリのシリコンチューブが包んでいるので、内径5ミリ外形7ミリのカーボンパイプでサポートし、もともとのステンパイプと繋いだ大外を更に内径7ミリ外形10ミリのカーボンパイプでガッツリ補強しました。

さらにバルクヘッドを利用して、U字型のカーボンプレートで固定。これでもう何があっても曲がることはないし、ワンドの動きが渋くなることもないはず!

それにしても内径7ミリとかw そんなマニアックなカーボンパイプを電話一本で作ってもらえる古谷さんの人脈ってすごい。あとは元通りにフタをすれば復活です!

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