真夏のオーストラリアからの気温差に震えながら過ごしています。今日はモス乗りの忘年会@上大岡。Amacたちとの練習を伝えに行かねば。

ところで、sailfastはもう見られないのか?という声をいただきます。sailfastとは、僕が1999年から2004年まで運営していたオリンピックキャンペーンのサイトです。企業に所属せず、スポンサー支援とオリジナルTシャツの売上でアテネオリンピックを目指して活動していました。(会社を作るときにsailfastとの区別をするため、大文字表記のSAILFASTに変えた経緯があります)

この頃のsailfastは
www.sailfast.jp/archive
から今でもご覧になることができます。

将来オリンピックを目指して活動してみたいと夢見ている高校生や大学生にはぜひ一度読んでいただきたい。夢だけで人は生きていけるのか?という実験記録みたいなものです。そして実験の結果、生きていけたからこうして今があるんですね。ありがたや・・・

いまでもたまにsailfastのTシャツを着ている人を見かけると、後ろから追いかけていってお礼を言いたい衝動に駆られます。怪しまれそうだからしませんけど・・・

 

おかげさまで全員元気に帰国しました。きっと楽しいだろうと想像していましたが、実際はその何倍も楽しかった!会社を作ってからの7年間、家族には苦労や心配をかけてきたので、最高の笑顔がたくさん見られて幸せでした。また家族でこんな楽しい旅行ができるように、今日から頑張って働きます。

空港の手荷物検査では、長男の大事な大事なクマさんもX線検査を受けなければなりません。トレーに丁寧に置いて検査台に流す姿がカワイイ!無事に検査を終えた後は、またも安全のしおりを入念にチェックするのでした。

真夏のイブ

カテゴリー PRIVATE

楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、今回の旅行も大詰めのクリスマスイブです。子供たちが連日プールに行きたいと言うので、どうせならと近くの海に連れ出しました。まだ水はちょっと冷たかったけど、日に焼けた背中の痛みで楽しかった旅行を思い出してくれるかな。

昼食の後は、思い出の街Angleseaのゴルフクラブでカンガルーと8年ぶりの再会。あの頃まだ新婚さんだった僕らは3人の子連れになってこの場所に帰ってきました。本当に時間の過ぎるのを早く感じます。

帰りにスーパーで鶏の丸焼きとシャンパンを買って、イブの夜は家族だけで楽しく過ごしました。いよいよ明日は帰国の日です。

メルボルンは素晴らしい陽気が続いています。今日は少し遠出をしてHealsville Sanctuaryという自然保護区にある動物園へ行ってきました。ここはコアラ、カンガルー、ウォンバット、タスマニアデビル、カモノハシなどのオーストラリアに棲息する動物しかいません。近所の金沢動物園で見るコアラより明らかに太って毛並みのいいコアラが印象的でした。明日はいよいよクリスマスイブ。子供たちの思い出に残るイブの夜になりますように・・・

Puffing Billy

カテゴリー PRIVATE

子供たちとの約束通り、今日は朝から蒸気機関車に乗りに行きました。メルボルンの中心街から東へ車を1時間ほど走らせると、ビルグレイブという小さな街があります。そこからパッフィンビリーという蒸気機関車に乗って、湖のほとりまで行ってきました。

窓枠に腰掛けて乗るのがパッフィンビリーのスタイル。1時間強の機関車の旅を堪能しました。メルボルンには過去何度もきていますが、いつも練習、レースばかりでこんなに観光を楽しんだのは初めて!長男は機関士が石炭をくべるのを見て、「ラピュタのヤツと同じだ」と喜んでいました。

 

Penguin night

カテゴリー PRIVATE, SAILING

今朝は東風がビュンビュン吹いていて、これは大変な特訓になるぞと覚悟していたのですが、昨日よりも波高が低くて走りやすい海面でした。昨日は交替で乗ったAmacと今日は1対1で練習です。クローズは悪くないのですが、強いガストが入った時には角度でついていけませんでした。そしてダウンウインドは全くダメ。ビビってライドハイト(海面からの高さ)を低くしているので、波にバウが突き刺さってしまいます。

波に刺さらない高さをキープしたまま、ハンドリングと体重移動で走り抜ける。ビビったら負けなのだ。でも分かっちゃいるけどビビるのだ。

彼らが帰ってからも納得がいくまで3時間ほど一人で練習しました。相模湾に帰ったら、乗りやすい北風ばかり練習せずに、南風でバンバン練習しようと思います。ジェダイへの道のりは長く険しい・・・

さあ2日間飛びまくったので、残りの滞在は家族と思い切り遊びます。日没を待って、セントキルダの桟橋を歩いてペンギンを見に行きました。この子たちが大きくなるまで今日のことを覚えてるかは分からないけど、心から楽しんでくれればそれでOK。さあ、明日は機関車に乗るぞ。

一生忘れないであろう一日になりました。メルボルンに昨晩着いたばかりだから、今日は家族とノンビリ・・・と思っていたのですが、Amacから今日と明日はRobと練習するから来いとのお誘い。

AmacというのはAndrew Mcdougallという56歳のオッサンです。モス界では誰もが知る有名人であり、変人、クレイジードクター、マッドサイエンティスト。モス教のグル、尊師。なにせいま世界で飛んでいるモスの80%以上、セールの90%以上は彼の作品なのですから。

そして練習相手のRob Goughというのはタスマニア在住の肉団子みたいな42歳のオッサンで、非公式ながら31.7ノットのスピード記録を持っています。今年のワールド8位。

そんな連中と一緒に練習できるなんて、夢のような話です。いわば虎の穴ならぬ、蛾の穴。しかもパースでメダルレースを観戦してヨット乗りたさもMAX状態。取る物も取り敢えず海に出ました。

ここでもう一つ説明すると、AmacのクラブはBlack Rock Yacht Clubといって、99年に470のワールドが行われたクラブです。(翌年のシドニー五輪選考で車が燃えたクラブといった方が有名かも知れませんが・・・)とにかく風が強くて波が高いことでつとに有名なクラブなのです。470の時ですら怖くてたまらなかった思い出があります。

ここでモスに乗るのはオフショアの波のない時くらいしかムリだと思っていました。でも興奮状態のまま海に出ちゃった。そして2分で気がつきました。あぁブラックロックだ。これ普段通りのブラックロックだ。走れねえよ、走れる訳ねえよ!

強烈な風と波に翻弄されて、借りたMach2のフォイルがトラブり、これはもう自力では帰れないなと思っていたところにAmacが現われました。この風と波の中で巧みに走らせ、僕を助けに来てくれたのです。そしてフォイルを一瞥した彼は、「オレがこのフネを陸に戻すからお前はしばらくオレのフネに乗ってろ」と言いました。

マジで?
マジで乗っていいの?

Amacのフネになんて、世界チャンピオンでも乗せてもらえません。折れかけた心にやる気がみなぎります。 Robと合わせてクローズを走ると、速っ!なんだこのフネ?メチャクチャ速い!江の島の南西よりも高い波の中で、安定してビュンビュン走っていきます。

あぁ、なんかすげー上手くなった気がする。え?Rob落とそうって?よし、いくぜダウンウインド。

ギャーーーーーーーー

パンパーン(身体が海面2回跳ねる音)

やばい。やば過ぎる。やっぱムリだ。
Black Rock + Moth + Down wind = impossible
とAmacのフネですら心が折れた頃に尊師がボートで戻ってきました。

乗り変わってボートから見たAmacとRobの練習には、ハンマーで頭をぶん殴られたような衝撃が走りました。1月のワールドでは、あれほどの風の中で乗れることに驚きましたが、波はなかった。こんな高い波のダウンウインドでモスを乗り回す56歳と42歳。カッケー、しびれるなチキショー。

目に焼き付けようとかじりついていると、ボートを運転しているリッキーが「お前は頭で考えてるから遅れるんだ。ハートで感じろ。」とのアドバイス。さらに追い討ちをかけるようにAmacからもっかい乗るか?との誘われました。

やってやろうじゃないか。
ここで乗らなきゃ男がすたる。

折れた心をもう一度繋ぎ、Amacの見様見まねでダウンウインドを走り出すと、いままで限界だ、危ない!と思っていた瞬間をステアリングで切り抜けて、面白いようにフネが滑ります。速い、とにかくとんでもなく速い。ジャイブも決まって、波をむしろ楽しんで走れるコツをつかみました。ふり返るとAmacとリッキーも興奮しています。

「頭で考えるな。ハートで感じろ」

南半球で3人のオッサンに教わったこの言葉は、僕の心をヨット始めたばかりの少年に戻してくれました。ジェダイに一歩近づいた、かな?明日もマスターヨーダと練習です。

メルボルン到着

カテゴリー PRIVATE

昨晩遅くまでスロベニアの親友と飲んでしまい、頭ズキズキのまま空港に向かいました。

パースとメルボルンには3時間の時差があるので、朝9時50分発の飛行機に3時間ちょっと乗っただけで夕方の4時を回っています。なんだか損した気分…

機内では長男がやたら真剣に安全のしおりを熟読していました。あぁカワイイ。

今日から一週間、メルボルンで過ごします。

sailing is fun!

カテゴリー SAILING

15日間の長きにわたるISAFセーリングワールズの最終日。今日は470女子、49er、RS:X男子、そしてレーザーのメダルレースと表彰式が行われる日です。朝から素晴らしいシーブリーズが入り、千両役者のための舞台は完璧に整いました。僕らはこの日のために作った日の丸ザイクTシャツとザイク赤パンを履き、大きな日の丸を手に会場へ向かいました。

日本セーリングチームで唯一メダルレースに駒を進めた女子470の近藤/田畑組は、1上5位から順位を下げての最下位フィニッシュ。総合で6位となり、オリンピック代表内定にメダルで花を添えることはできませんでした。とはいえ世界で6位は称賛に値する素晴らしい成績です。ロンドンではぜひ表彰台に乗ってもらいたいと強く願います。

それにしても世界のトップセーラーの走りは素晴らしい!一人で走ってるだけでも美しいし、レースは非常にエキサイティング!こっちのテレビではゴールデンタイムにバンバン流れてました。こういう映像がファンを増やし、セーリング人口を増やすんですね。RS:Xのタックも見ました。まるでディンギーのようにスムーズなタックでした。それにレーザーで優勝したトムスリングスビーのダウンウインドの速いこと!

初めてメダルレースを肉眼で見ましたけど、予想以上にエキサイティングで楽しかったので、ロンドンも見に行きたくなってきちゃいました。 いやはや。

スーパースター

カテゴリー SAILING

今日はスターのメダルレースを観戦しました。ロンドンでオリンピック艇種から外れてしまうスターですが、世界のトップスターだけが操れるセールは本当に巨大で、理屈抜きにカッコイイ!

レースは思いっきり岸寄りで行われ、下マークを回るとすぐに障害物タックを強いられます。選手には気の毒ですが、観客にとってはそれが臨場感をアップするのです。長く470でオリンピックキャンペーンをしましたが、あんなに近くでスターのタックを見たのは初めてでした。

ヨットレースは完全に新しい時代に入ったと感じます。先日サンディエゴで行われたAC45のワールドシリーズも、コースに対して陸岸や空母(!)などの障害物がたくさん。そのギリギリを走り抜けるのが見せ場でした。セーラーよりも観客の立場を重視したレースが今後の主流になっていくのでしょう。

世界チャンピオンが決まる瞬間を目の前で見て、直接歓声を届けられる。他の競技では当たり前のことがやっとセーリングでもできるようになったのです。スターの中のスーパースター、ロバート・シェイド/ブルーノ・プラダ組がブラジル国旗を手に観客席を横切って行きました。感動!

今日はスターのメダルレースの後、同じコースでRS:X男子の第9,10レースが行われ、たまたま観覧車からそのスタートを見ました。スタートして20秒くらいで岸壁があるので、全艇がポートに返していくのですが、トップ選手のタックが衝撃的に上手い!ウインドサーフィンであんなに速いタックができるなんて!今日は470女子や49erに続いて、RS:Xもメダルレースが行われるので、あのタックを間近で見に行こうと思います。

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